米中貿易戦争からW杯サッカーまで 勝ち残りの武器「ゲーム理論」の力

トランプ米大統領vs習近平中国国家主席、サッカーW杯ロシア大会、米グーグル……ジャンルも事の大小も全く異なるこれらを分析するツールとして、スパッと横串を刺せる“最強”の理論があるのをご存じだろうか。その名こそは「ゲーム理論」という武器に他ならない。

 これは遊戯としてのゲームを直接扱うのではなく複数の主体をプレーヤーとし、それらの意思決定の在り方をゲームに見立てて研究したミクロ経済学の一分野。といっても主役を張ることが多く、ノーベル経済学賞受賞の常連である。

 そうした見立てゲームの中で、参加プレーヤーが互いに最適な戦略を取り合う状況を探し当てるのがゲーム理論だ。この状況を「ナッシュ均衡」と呼ぶが、これは1994年にノーベル経済学賞を受賞した、最大の功労者ジョン・ナッシュ(次の写真左)の名にちなんでいる。

 ゲーム理論は駆け引きが生じるあらゆる分野に通じる。その応用範囲の広さがこの武器の強みだ。足早に見ていこう。

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週刊ダイヤモンド 2018年8/4号 [雑誌]

ダイヤモンド社,週刊ダイヤモンド編集部
ダイヤモンド社; 週刊版
2018-07-30

この連載について

仕事で使える! ゲーム理論入門

週刊ダイヤモンド

お客、取引先、ライバル企業、上司、部下……、さまざまな関係の中で私たちは生きている。相手がどう出るかを読み、いかに的確に行動するか。ビジネスの現場はそうした意思決定の連続だ。ゲーム理論はそれをゲームに見立て科学する。仕事で成果を手に入...もっと読む

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