第3回】乗り継ぎに次ぐ乗り継ぎ! LCCで世界一周に挑戦

中距離のLCCを乗り継いで世界一周を果たすことはできるのか。本誌ではそのシミュレーションを試みた。コラムでは、LCCに100回以上搭乗し、特にアジアでの移動はLCCを使うことが多いという旅行作家の下川裕治さんが、実に過酷なLCCのストレスを明かす。

 世界にはLCCが、アジア・オセアニアで約30社、欧州で約50社、北米で十数社、アフリカや中東を含めると合計約120社ある。

 早速、日本からクアラルンプールに飛び、世界一周シミュレーションを始めよう。

 「エアアジア」のハブ空港があるクアラルンプールからは、タイやシンガポールのほか、インド、ベトナム、カンボジア、ラオスの主要都市へと飛んでいける。LCCは旅行会社を通さず自分で航空券を手配するぶん、片道でも安く予約できるし、自由に都市を選べる。

 2012年3月までは、クアラルンプールからロンドンへ「エアアジアX」が飛んでいたのだが、残念ながら今はない。そこで、LCCには100回以上も乗っているという達人・下川裕治さんが、著書『格安エアラインで世界一周』で紹介していたインドのバンガロールを選ぶ。インドのIT産業の拠点として知られ、夕方に着けば、カレーが食べられるだろう。

 その翌日は「エアアラビア」でアラブ首長国連邦のシャルジャへ。有名な観光地のドバイから東に15キロメートルほど離れた都市だ。下川さんによれば、ここはインドからの出稼ぎ者が多く、インド料理の店が多いのだとか。

 シャルジャからバスでドバイに向かい、LCCの「フライドバイ」でトルコのイスタンブールへ。昼のうちに着いて、少しはイスタンブール観光を楽しみたい。

 イスタンブールからロンドンへは「イージージェット」で行ける。欧州で「ライアンエア」と並んで有名なLCCだ。地中海や北アフリカにも行ける上、日本の旅行ガイドブックによく紹介されている。

 ロンドンからアイルランドのダブリンには、欧州最大のライアンエアを選んでみた。ロンドンではスタンステッド空港を使用。着陸料の安い空港を選ぶというLCCの王道を行く。

 ダブリンからニューヨークまでは「エアリンガス」で大西洋を渡る。もとはアイルランドの国営航空会社だが、値下げを志向しワンワールドからも脱退したことから、一種のLCCと見なしてもいいだろう。

 米国から日本に直行するLCCはないのだが、カナダのLCCである「ウエストジェット航空」がホノルルと結んでおり、ホノルルからオーストラリア経由で日本に戻ることにした。ニューヨークからトロントに飛び、バンクーバー経由のホノルル行きに乗る。

 ホノルルからは「ジェットスター航空」でシドニーに向かい、そこからゴールドコースト経由で日本に帰る。締めて約40万円!

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