物流クライシス

アマゾン包囲網 リアル店舗の二大巨頭がECに本腰 食料品×アパレルの大乱闘

楽天、イオン、セブン&アイグループ。アマゾンの猛威に無抵抗だったプレーヤーが相次いで反撃ののろしを上げている。ネットとリアル店舗が入り乱れたガチンコ勝負が始まった。

 「既存商品の売上高を1兆円、ネット通販の売上高を1兆円にする」

 ヨドバシカメラで物流戦略を統括する藤沢和則副社長は、こう言い切る。ヨドバシがネット通販に参入したのは、20年以上も前のことだ。「八百屋、スーパー、GMS──。小売業界の歴史は、業態の崩壊と共にあった。“買う場所”はお客さまが決めるのだからネット参入は避けて通れないし、早くから物流の重要性を認識していた」(藤沢副社長)。

 アマゾンの猛威に有効な対抗策を打ち出せなかったプレーヤーが反撃ののろしを上げている。その代表格が楽天だ。

 「今後国内に物流拠点を10カ所以上設ける。楽天独自の配送網も2年以内に構築する」

 電子商取引(EC)の分野でアマゾンを追撃する楽天の三木谷浩史会長兼社長は1月30日、出店者向けの会合でこうぶち上げた。具体策はまだ明らかになっていないが、自前の物流網構築には限界があるため、物流事業者を買収するのではないかという臆測が業界では飛び交う。

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週刊ダイヤモンド 2018年5/26号 [雑誌]

ダイヤモンド社,週刊ダイヤモンド編集部
ダイヤモンド社; 週刊版
2018-05-21

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ヤマトのアマゾン切りで始まった物流の混乱は、収まる気配がない。混乱の舞台は、ネット通販などの宅配サービスだけではなく、産業全体にも広がりを見せている。配送料の高騰や物流網の寸断が企業活動のボトルネックになりつつあるのだ。個人も企業も巻...もっと読む

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