物流クライシス

迫真ルポ】UberEatsに潜入 本誌記者が配達員に挑戦!

シェアリングエコノミー界の横綱ウーバーが手掛ける、フードデリバリーサービスのウーバーイーツ。2016年に日本でサービスが始まって以降、人手不足の悩みを抱える外食チェーンなどが救いの手を求め、こぞって提携するなど勢いをつける。

 ウーバーイーツの配達員は正社員でもなければアルバイトですらない。自分の空き時間を活用して配達を請け負う、普段は会社員や主婦、学生をしている一般人だ。ある利用者から「ドアを開けたら外国人がいた」という“タレコミ”もあるほど、多様な配達員がいる。

 だが、いささかでも自らの口に入るものを運ぶ人が、得体の知れない人物というのでは心持ちが悪い。

 そこで配達員の実態を知るべく、本誌記者が現場に“潜入”してみた。……いや、潜入というのは少々盛ったかもしれない。配達員の登録はそれほどにオープンで簡単だからだ。

 まず行ったのは、ウェブ上での登録だ。簡単な情報を入力し、身分証明書をアップロードするだけ。ものの10分で作業終了。しばらくして携帯電話が鳴り、パートナーセンターでの登録を案内される。センターは東京・恵比寿などにあり、営業時間内ならいつ来てもいいという。

恵比寿にあるパートナーセンター。この日は記者以外に大学生らしき男性が3人いた

 ある休日に恵比寿のセンターを訪ねると、そこには女性のスタッフが3人。登録の旨を告げると、おもむろにiPadを手渡された。「これで動画を見てください」と言う。椅子に掛け15分ほどチュートリアル動画を閲覧し、それが終わると銀行口座の登録、ガイドを使った報酬の仕組みの説明などが淡々となされ、30分程度で登録は完了した。

 最後に配達用のバッグを渡されて簡単な使い方を教わり、この瞬間から配達可能となった。きっと厳しい登録員審査や細かいノウハウのレクチャーがあるのだろうと想像していたものだから、あまりのあっけなさに拍子抜けしてしまった。期待していた配達員同士の交流も一切ない。

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週刊ダイヤモンド 2018年5/26号 [雑誌]

ダイヤモンド社,週刊ダイヤモンド編集部
ダイヤモンド社; 週刊版
2018-05-21

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ヤマトのアマゾン切りで始まった物流の混乱は、収まる気配がない。混乱の舞台は、ネット通販などの宅配サービスだけではなく、産業全体にも広がりを見せている。配送料の高騰や物流網の寸断が企業活動のボトルネックになりつつあるのだ。個人も企業も巻...もっと読む

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