新ジャガイモを使ったシンプルなサラダです。ジャガイモを料理する場合、皮むきが手間なのですが、皮ごと食べられる新ジャガイモならよく洗うだけでOK。
ジャガイモの細胞壁はペクチンという成分で繋がっているのですが、新ジャガイモに含まれている成分はその前身であるプロトペクチンが多いのが特徴。このプロトペクチンは水には溶けないので、加熱をしてもホクホクにはなりません。つまり、新ジャガイモは潰すタイプのポテトサラダには不向き、ということです。
今回は新ジャガイモを適当な大きさに切ってから茹でます。ペクチンが水に溶けないということは煮崩れにくいということなので、茹ですぎても大丈夫。おおらかな気分でつくってみてください。新ジャガイモを使うとサラッとした口当たりになり、これはこれで今の時期にはおいしく感じられるはずです。
今回のポイントはジャガイモを〈塩と砂糖〉で茹でること。砂糖の力で冷めてもしっとりとした状態をつくります。組み合わせたのはねっとりとした食感のアボカドと辛味のあるスプラウト。三位一体のおいしさです。
新ジャガイモとアボカドのサラダ
新じゃがいも…3個〜4個(350g程度)
水…1L
塩…10g
砂糖…10g
アボカド…1個
ブロッコリースプラウト…1パック(他の種類のスプラウトやかいわれ大根1パックでも可)
米酢…大さじ1
醤油…大さじ1
オリーブオイル…大さじ2
黒胡椒…適量
作り方
1.新ジャガイモはよく洗い、皮ごと半分に切ってから、7mm〜8mm厚に切る。鍋に水1Lと塩10g(1%)、砂糖10g(1%)を溶かし、ジャガイモを入れて強火にかける。沸騰したら弱火に落として7〜8分間煮る。串がすっと刺さるくらいになればOK。(Tips1 塩と砂糖で茹でる理由)
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