コップに水が「もう半分しかない」or「まだ半分ある」―受け止め方を変える方法

「敏感気質(HSP/HSC)」の第一人者・長沼睦雄先生が10代(と、そして大人)に贈る、心の疲れをラクにする方法。朝起きると「また一日が始まる」と、どんよりした気分になっていませんか? 人間関係、勉強、家族、容姿…ストレス社会で生き延びる技術を紹介します。『10代のための疲れた心がラクになる本』をcakesで特別連載!(毎週火曜・金曜更新)


第6章 言葉を変えると、心も変わる

君はどっち派?

 コップに水が半分入っています。
 これを見てどう感じますか。

 □ もう半分しかない
 □ まだ半分ある

「事実」はひとつ。でも、それをどう受けとめるかは人によって異なります。

 もうひとつ聞きましょう。
 富士山に登ることになりました。5合目から歩きだした君たちは、いま8合目にいます。どんな心境ですか?

 □ まだ8合目なの? あと何時間歩くんだろう。息も苦しいし、頭も痛い。疲れた。登りきれるか、自信がない
 □ もう8合目か。空気が薄い感じなのは、それだけ標高が高いってことだよね。あと少しだ、絶対に登頂したい!

 君はどっち派ですか?

「もう半分しかない」「まだ8合目」と思ってしまう人は、ものごとを悲観的にとらえがちな人。
「まだ半分ある」「もう8合目」と思う人は、楽観的にとらえる傾向がある人。
 ひとつの事実に対して、真逆の受けとめ方をしています。
 人間の脳には、不安や恐怖を感じる“悲観脳”の回路も、楽しさややりがいを感じる“楽観脳”の回路もあります。どちらの機能も同じようにあるのに、こんなふうに受けとめ方が違ってくるのは、どちらの回路につながりやすいかの違い。これはその人の思考のクセだということができます。

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この連載について

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10代のための疲れた心がラクになる本

長沼 睦雄

「敏感気質(HSP/HSC)」の第一人者・長沼睦雄先生が10代(と、そして大人)に贈る、心の疲れをラクにする方法。朝起きると「また一日が始まる」と、どんよりした気分になっていませんか?人間関係、勉強、家族、容姿...ストレス社会で生き...もっと読む

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