目先の利益よりも自分が楽しいと思うかどうか

小野直紀さんと三浦崇宏さんによる『会社を使い倒せ!』刊行記念トークイベント第3回。副業解禁など、働き方に大きな変化が訪れている現代社会。そのようななかで、仕事にどのように向き合っていけばいいのでしょうか? 大事なのは自分が楽しいと思うこと、目指すところをどう見つけるかだとお二人が語ります。cakesにて公開中の本編とあわせてどうぞ!(司会:ブックライター上阪徹)

大事なのは正直に言うこと。嘘をつかない

—役員みたいな偉い人としゃべるときに気を付けてたことってあります?

左:『会社を使い倒せ!』の著者・小野直紀さん/
右:The Breakthrough Company GO代表の三浦崇宏さん

小野直紀(以下、小野) うーん、もともとは、めちゃめちゃ気を使ってましたね。ニコニコするというか、いい人に思われようっていうのはなるべくしてたんですけど、最近はもうズケズケと言うように(笑)。

三浦崇宏(以下、三浦) 小野はさあ、結構生意気なこと言うし、オラオラ言うけど、ほんっとかわいらしいよねー。ちょっとテディベアっぽいじゃん。

小野 (笑)

三浦 俺もクマなんだけどさ、ちょっとかわいいっていうかなんていうか。

—違う種類のクマ(笑)

三浦 そうなんだよね。だから得してるよね、なんか。

小野 同じこと言ってても、言い方っていうか表情で全然受け取られ方変わるんで。それでまあ、わりと僕はズケズケ言っちゃうほうではありますね。

—三浦さんは、いわゆる偉い人としゃべるとき気を付けることあります?

三浦 会社の中の偉い人って誰も偉くないんですよ。組織の役割として上位にいるだけであって、本当に偉いっていう人はいない。だって、全員ただの会社員だから。「偉い」って概念は、会社組織の中にしかないってことなんです。それは部長も局長も、役員と経営者以外は自己紹介の時に全員「会社員」って書く。それはもう皆さん一緒なので、それを偉いみたいに勘違いすることがまずいけなくて。マインドセットを一回外したほうがいい。次に、外に出た時に偉い人っていうのは、これもまたいないんですよ。なんでかっていうと僕も経営者で、相手の経営者も経営者だし、だからどっちが偉いとかないんです。偉い偉くないっていう発想を脳から消したほうがいい。脳の辞書から「偉い」を今すぐデリートしたほうがいい。その概念、人生に役に立たないから。

小野 でも、偉くなると、たぶん下から突き上げられなくなるんですよね。だから突き上げられると気持ちいいと思うのかもしんないって思ってから、僕はわりと突き上げるようになって。大事なのは、正直に言うことだと思いますね。嘘をつかない。逆になんか場を取り繕って、あーそうですよねーって引き下がったら、進まなくなる。僕は感情すらもわりと正直に出していっちゃうんですけど、だからって向こうは別に怒んないじゃないですか。逆に言うと、イライラしてる上での発言なんだなっていうのを構えてくれる。ただ失礼になりすぎないように気を付けないといけないんだろうなとは思いますけど。


副業を何のためにやるのか

—博報堂は副業禁止と聞いてるんですけど、世の中の会社、けっこう副業OKになってきてますよね。

三浦 副業に関しては悩ましいんですよ。副業を何のためにやるかだと思うんですよね。企業のベクトルって一個なんです。ミッションが二つある企業っておかしいじゃないですか。企業のベクトルは一つ。でも人間のベクトルって何本もある。社会の変化と挑戦を作りたいって思ってるけど、でも家族も大事にしたいし、趣味のゲームを頑張りたいとか。会社のベクトルとは違うベクトルを実現させるために副業するのは全然OKなんだけど、収入を増やすためだけに副業するっていうことであれば、僕はあまりリスペクトできなくて。だったら会社の仕事頑張って給料上げたほうがいいのかなって思ったりしちゃいます。

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会社を使い倒せ! (ShoPro Books)

小野 直紀
小学館集英社プロダクション
2018-12-20

この連載について

初回を読む
会社を使い倒して自由に働く—小野直紀×三浦崇宏対談

三浦崇宏 /小野直紀

広告会社でモノづくりをするという異色のプロジェクトを実現した博報堂・小野直紀さんの著書『会社を使い倒せ!』。刊行を記念して行われたトークイベントの模様を公開します! ゲストにお迎えしたのは、2017年に博報堂から独立し、飛ぶ鳥を落とす...もっと読む

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