必修 使える!数学

#6 入門講座4時間目 オススメ商品の裏でベクトルが大活躍 ビジネスの鍵握るベクトル

文系ビジネスマンの苦手ポイントが分かるデータサイエンティスト、堅田洋資・データミックス代表取締役によるデータ分析を学ぶための「数学入門」。その誌上講座を実況中継しよう。
#5の続き)

 文系ビジネスマンにとっては、線形代数もまたとっつきにくいものですね。ただ、難しいことは必要ありません。まず、数字が表の形で並んでいるものが行列である、と考えてください。


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 皆さんもよく使っているExcel(エクセル)。これも行列です。画像のデータもそう。写真を撮るということは、行列を作っているということでもあります。

 チャットボットが注目を集めていますが、文書のデータを分析するために、単語にばらしてから表にしています。

 ソーシャル・ネットワーキング・サービスの中の関係性のような、もやっとしたものを分析するときもしかり。Aさん、Bさん、Cさんのうち、誰と誰の仲がいいかを分析するには、例えば、それぞれがメッセージをやりとりした回数を表に置き換えたりします。

 データ分析では、何でもかんでも行列にするのです。行列の扱いを学んでいく前に、ベクトルについて理解しておく必要があります。


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 ベクトルとは何か。平たく言えば、一覧表のような行列に対して、縦(行)や横(列)1列に数字を並べたものです。ただ、この理解だとデータ分析で使うにはいまひとつ。ベクトルとは「幾何学的に大きさと向きのある量」だと考えてほしい。


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 「南東の風、風速5メートル」がベクトル的表現であるように、ベクトルとは矢印。数字が並んでいるものはベクトル、ベクトルを見たら矢印だと思ってください。

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週刊ダイヤモンド 2018年6/30号 [雑誌]

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ダイヤモンド社; 週刊版
2018-06-25

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数学が苦手だった人は少なくないだろう。だが、数学が陰の主役として支えるAIやデータ活用などの動きはますます加速し、ビジネスのさまざまな現場に関わってくる。数学という武器は強力だ。そのエッセンスを理解するだけでも、ビジネスマンの強い味方...もっと読む

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