文章でも、人に話すでもいい。心の治療の原則は「吐き出すこと」

「敏感気質(HSP/HSC)」の第一人者・長沼睦雄先生が10代(と、そして大人)に贈る、心の疲れをラクにする方法。朝起きると「また一日が始まる」と、どんよりした気分になっていませんか? 人間関係、勉強、家族、容姿…ストレス社会で生き延びる技術を紹介します。『10代のための疲れた心がラクになる本』をcakesで特別連載!(毎週火曜・金曜更新)

人は変われる!

 自分をじっくり休ませて、見つめていくプロセスがあることで、やがて社会に出ていけるようになります。
 10年ではきかなくて、20年くらいかかる人もいます。でも、ちゃんと養生できて、自分を見つめる期間を経れば、必ず一歩踏みだせます。
 長くかかったからといって、こじらせたとはいえません。
 こじらせたというのは、本格的に病気になってしまうこと。養生が正しい養生にならない、自分の心のストレスの根っこに気づききれないような場合です。

 隠そうとすると、いろいろなことがたまってしまう。隠そうとしなくなると、ラクになります。
 心の治療の原則は、まず吐き出すことです。
 吐き出して、そこに出てくるものを通して自分を見られるようになる。
 それは、文章を書くのでもいいし、人に話すのでもいい。
 メールでもLINEでも相談できる場所はいろいろ用意されています。
 下を向いて自分の足元ばかり見つめていると、手を差し伸べてくれている窓口があるという情報も、見逃してしまいます。
 とにかく「出す」のです。
 人に「言わない」し、「見せない」し、こんな方法があると教えられても「やらない」。それでは、いまの自分の苦しさ、つらさも「変わらない」のです。こんな“ないない尽くし”は、不安や恐怖に対して、ピタッと心のトビラを閉じるクセがついてしまっている人の特徴です。

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この連載について

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10代のための疲れた心がラクになる本

長沼 睦雄

「敏感気質(HSP/HSC)」の第一人者・長沼睦雄先生が10代(と、そして大人)に贈る、心の疲れをラクにする方法。朝起きると「また一日が始まる」と、どんよりした気分になっていませんか?人間関係、勉強、家族、容姿...ストレス社会で生き...もっと読む

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hanipin TwitterやLINEでどうでもいいことやりとりするとなんかすっきりするよね。 https://t.co/4vAQEddGW7 27日前 replyretweetfavorite