藤野英人
出雲充(株式会社ユーグレナ)vol.1 仙豆を探して、ミドリムシにたどりついた
ファンドマネージャーの藤野英人氏がイケてる日本の経営者にインタビューする対談シリーズ。今回は、2012年12月に東証マザーズに上場し、いま注目を集める世界初のミドリムシ企業、株式会社ユーグレナの出雲充社長に話をうかがいました。第1回は、出雲社長がいかにしてミドリムシで地球を救おうと思うにいたったか、に迫ります。
最貧国のバングラデシュは、飢えていなかった
藤野 会社名の「ユーグレナ」というのは、藻の一種であるミドリムシの学名なんですよね。僕、ミドリムシって、理科の教科書でしか見たことがありませんでした。
出雲 普通はそうですよね(笑)。
藤野 そのミドリムシを事業化しようと思ったのには、どういう経緯があったのでしょうか。
出雲 そこは、誰もが疑問に思われると思います。私も、別にミドリムシありきの人間というわけではないんです。事の発端は、大学1年生のときにバングラデシュを訪れたことでした。なぜ、バングラデシュに行ったかというと、それは僕が多摩ニュータウンで育ったことと関係しているんですが……。
藤野 バングラデシュと多摩ニュータウンが、ですか?
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この連載について
藤野英人
日本株ファンドの「ひふみ投信」で抜群の成績を残しているファンドマネージャー藤野英人氏がイケてる日本企業の経営者にインタビューし、投資家の目線で成長の秘密をひもといていく対談連載。50歳未満の「アニキ編」と50歳以上の「オヤジ編」の2編...もっと読む
著者プロフィール
レオス・キャピタルワークス代表取締役社長・最高投資責任者(CIO)。「ひふみ投信」ファンドマネジャー。早稲田大学卒業後、国内外の運用会社で日本株のファンドマネジャーとして活躍。2003年、レオス・キャピタルワークス創業。運用する「ひふみ投信」「ひふみプラス」「ひふみ年金」は、高パフォーマンスをあげ続けている。
ひふみ投信:http://www.rheos.jp/
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