「(秋元さんは)やはり憂慮されておられます」
NGT48・山口真帆が暴行を受けた事件を、あらゆる手を使って矮小化しようと試み続けた運営会社AKSへの批判が各方面から噴出しているが、秋元康は今件について、正式なコメントを一切出していない(5月6日現在)。すると、「そもそも組織のトップは秋元さんじゃねーだろ笑。ちゃんとみろ。世間一般がそう思ってるだけだろ笑」(堀江貴文Twitter)といった見解もいくつか飛び出てくる。しかし、3月22日の記者会見で、「第三者委員会の報告書が出たことについて、グループの総合プロデューサーの秋元康さんはなんと言っているんでしょうか」と記者から問われたAKS運営責任者兼取締役・松村匠は、「関係ないんで」とは言わず、「やはり憂慮されておられます。早くこのNGTが次の道へ進めるようになりたいなというふうに考えておられると思います」と述べていた。
憂慮とは、「心配すること。不安に思うこと」(大辞林)を意味する。グループの総合プロデューサーから事件について「憂慮」のみを受け取り、「次の道」については彼の意向を汲み取る忠誠心が垣間見えた。生じている問題については関係ない、でも、これからについては「考えておられると思います」と推し量る。記者に対しては「秋元さんはクリエイティブなところを中心にご担当されているのでということでご理解いただければ」と返したが、記者が更に「秋元さんのプロデュースしているグループとして認知されていて、たぶんメンバー自身にも非常に影響力があると思うんですけれども」と問うた。その問いへの返答が「クリエイティブな部分っていうことをしっかりと秋元さんはやられる」である。答えになっていない。
全体像を見えにくくする自分勝手なわがまま
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