出口治明(ライフネット生命) vol.3 グローバリゼーションが日本をダメにするという誤解

敏腕ファンドマネージャー藤野英人がイケてる日本の経営者にインタビューし、日本経済回復のヒントを探る対談シリーズ。ライフネット生命の出口治明社長を迎えて送る第3回は、歴史に詳しい二人が「グローバリゼーション反対」がいかにナンセンスかを、史実とデータから明らかにしていく。そして話題は、出口社長を形成する大きな要素、「読書」の話へ。

平城京はスーパーグローバルな都市だった

藤野 日本経済って、近代で強くなったというイメージがありますよね。でも、イギリスの経済学者アンガス・マディソンの推計によると、日本は昔から、世界のGDPのなかで一定の割合をずっと占めてきたんです。

出口 高度成長期はぶっちぎりですが、その次に大きいのが安土桃山時代。この時代は世界通貨であった銀の四分の一が石見銀山から出ていましたからね。要するに、いまでいうドル紙幣をたくさん持っていたということ。あの時の国力はたしか、GDPシェアでいうと、世界帝国であったスペインとほぼ拮抗しています。

藤野 鉄砲の生産も世界ナンバーワンでしたからね。日本は昔から豊かな国だったんです。

出口 そして、日本のGDPを調べると、開国して貿易が盛んだったときのGDPは高く、鎖国したらどんどん貧しくなっている。経済発展にはグローバル化が必要なことが明白にわかります。

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イケてる経営者が日本を救う

藤野英人

日本株ファンドの「ひふみ投信」で抜群の成績を残しているファンドマネージャー藤野英人氏がイケてる日本企業の経営者にインタビューし、投資家の目線で成長の秘密をひもといていく対談連載。50歳未満の「アニキ編」と50歳以上の「オヤジ編」の2編...もっと読む

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