平成経済全史

#8 負の遺産処理 大き過ぎたバブルの代償

平成時代はバブル崩壊の後処理に四苦八苦した時代だ。対応は常に後手に回り、人口減少や高齢化など、日本が抱える本質的課題は手付かずのまま。バブルの代償はいまだに尾を引いている。

 山高ければ谷深し。平成の日本経済は、この言葉がぴったりと当てはまる。

 平成時代が幕を開けた1989年、日経平均株価は最高値を付け、当時の世界時価総額ランキング上位50社中、日本企業が32社を占めた。「株も土地も永遠に上昇を続ける」。今では耳を疑うような話だが、“山”の頂に登った当時は、国も金融機関もそう信じて疑わなかった。

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平成経済全史

週刊ダイヤモンド

2019年4月30日をもって今上天皇が退位され、平成時代が幕を閉じる。後にバブルと呼ばれた好景気の中で迎えたこの時代は、その崩壊後は約20年という長い経済停滞を経験。おかげで世界を覆うデジタル革命という新しいステージで、先頭を走るチャ...もっと読む

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