背中の緊張をほぐすと気分が明るくなる

「敏感気質(HSP/HSC)」の第一人者・長沼睦雄先生が10代(と、そして大人)に贈る、心の疲れをラクにする方法。朝起きると「また一日が始まる」と、どんよりした気分になっていませんか? 人間関係、勉強、家族、容姿…ストレス社会で生き延びる技術を紹介します。『10代のための疲れた心がラクになる本』をcakesで特別連載!(毎週火曜・金曜更新)

背中の緊張をほぐすと変わること

 ストレス状態がつづき、心身のトラブルで悩んでいる人は、自分では気づいていないのですが、身体に何かしら特徴が出ています。無意識が外にあらわれるのです。
 たとえば、自律神経失調の症状の出ている人は、背中が丸まって猫背姿勢になっている人がとても多いのです。
 緊張が背中にたまっているのです。背中から肩、そして首にかけて、ガチガチに固まっています。
 背中が丸まった猫背の状態になっていると、どうなるか。
 胸がすぼみます。だから深く息ができない感じがあります。すぐ息切れしてしまう。息苦しさ、胸苦しさがあります。
 お腹に力が入らなくて、身体がふにゃふにゃした感じ。
 歩くときに歩幅が小さくなり、元気がなさそうに見えます。

 では、ガチガチに固まった背中のコリをほぐすと、どうなるか。
 まず背筋が伸びます。
 背筋が伸びると肺に空気をたくさん入れられますから、呼吸がしやすくなります。
   ↓
 深い呼吸ができると、息苦しさ、胸苦しさがなくなります。
 下腹に力が入るので、大きな歩幅で元気よく歩けます。
   ↓
 背筋が伸びることで頭が上がり、自然と前を向けるようになります。視界が広がる。
 猫背になっていると、首が前に出てどうしてもうつむきがちになります。ずっとうなだれているようなもので、気分も暗くなりますが、頭が上がると視界が広がる。そうすると、気分も明るくなります。

 背中の緊張がゆるんで猫背グセがなくなると、こんなにいろいろ変わります。
 もちろん、これだけで自律神経失調症がばっちり治ると言うつもりはありません。乱れた自律神経のリズムを元に戻すためには、ほかにもいろいろな要素が必要です。
 しかし、背中をゆるめるだけでも、身体も心もこんなにもラクになるのです。
 身体と心はつながっていて、心のつらさの影響が身体にもあらわれたわけですから、身体の状態を変えることで心の状態も変わるというのは、自然な話。
 身体の状態を整えることは、生きやすさに直結する道のひとつです。
 しかし、こういうことを知っている人は少ないのです。

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10代のための疲れた心がラクになる本

長沼 睦雄

「敏感気質(HSP/HSC)」の第一人者・長沼睦雄先生が10代(と、そして大人)に贈る、心の疲れをラクにする方法。朝起きると「また一日が始まる」と、どんよりした気分になっていませんか?人間関係、勉強、家族、容姿...ストレス社会で生き...もっと読む

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