俺は妻だけでなく、みんなに甘い。自分にはいちばん甘い

美人東大卒弁護士という華やかな肩書きと裏腹に、常識が通用しないぶっ飛んだ奥さまと、2歳になった息子を育てる樋口毅宏さん。今回は2018年5月22〜25日の日記をお届けします。前回の日記はこちらからどうぞ。

5月22日

ラジオ日経「中野アナへちょっと言わせて!~雷部屋」出演。

番組のテーマは「グチを言いあって心を軽くするラジオセラピー」だという。

かつての同僚、渋谷チカが声をかけてくれた。夫は九龍ジョーこと梅山さん。

中野雷太さんとは初対面。僕のふたつ下。
中野さんも恐妻家だという。奥様は同業者で5つ上。京都に半分住んでいた感じで、お子さんがふたり。共通項が多くて親近感。

互いの恐妻ネタで盛り上がる。

中野「風通しの良いご家庭で……」
樋口「風通しというより嵐ですが」

中野「尻に敷かれているのも悪くないなと。マゾなんですよ!」
樋口「そう思わないとやっていけません

普段はちょっと硬めの番組らしい。「セフレ」とか「ヤリマン」とか「コーマン」とかダメだったかしら。

興味を持ち、後で奥様をネットで検索した。

なるほど。これは戦闘能力が高そうだ。旧式のスカウターなら破壊しそうなほど。

それにしても、まさか渋谷と互いの子供の話をするようになるなんて思わなかったなあ。

お子さんが生まれたお祝い返しに、ギャプのサンダルをもらった。ありがとね。

5月23日

保育園に行くと、かず以外の子たちみんながかずのことを「かず」、「かずちゃん」、「かずくん」と呼んでくれる。言えないのはかずだけ。

色々話しかけてくれる。みんな可愛い。

ふさこ「でもきょう〝おいしそ~〟って言ったよ!」

それは前から言うんだよな。

それよりふさこ、3日間溜め込んだうんこがやっと出た。

でも腹は妊娠2ヶ月の腹。

いま61キロ。

「たけちゃんはふさに甘いから、エサを与えないで」

いや、俺はふさだけでなく、みんなに甘い。自分にはいちばん甘い。

5月24日

ふさ、22時過ぎても帰ってきやしねえ。

俺はふさの食欲には甘くても、働きすぎには少し厳しいぞ。

自分の体力を過信するな。
泣いてからじゃ遅いぞ。

5月25日

毎日のことだが、かずを保育園に連れて行く。

きょうは美少女ちゃんがこちらに来てくれた。

「鼻が少し出てるよ」と伝えると、自分からティッシュのあるところまで行き、鼻を拭いていた。頭の良さに驚く。

現在妊娠中の○ちゃんのママとお話しする。

○ちゃんはイヤイヤ期で、ママのお腹に乗りたがるという。

俺「気を引きたいんですかね?」

○ちゃんママ「家でのたうち回って嫌がることはないですか?

保育園から家まで歩いて3分ぐらいなんですけど、もう怒ったりするのはやめて、本人があっちって言ったらあっち、行きたい道に行かせていたら、5時半に迎えに行ったのに、家に帰ったのは9時過ぎでした」

わがままさせているのは、うちだけではないとわかり、ホッとする。

「休みの日は遅くまで寝ていたいのに、平日より早く起こされるし」

わかります。何処も大変だなあ。

話は変わるけど、写メは西荻窪の名店、坂本屋の名物カツ丼(ごはんは半分にしてもらいました)。人生でいちばん美味いカツ丼。

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Baby Don't cry 〜赤ちゃんと俺とキレ妻と〜

樋口毅宏

伝説の育児日記が帰ってきた!『おっぱいがほしい!——男の子育て日記』で、各方面を騒然・唖然・呆然とさせた作家の樋口毅宏さんが、満を持してcakesで続編をスタート!美人東大卒弁護士という華やかな肩書きと裏腹に、常識が通用しないぶっ飛ん...もっと読む

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