前回のコラムで、欧州南部の失業している若者は、生活は大変だけど、まあそんなに暗くないよ、ということを書きました。
さて、それを裏づけるデータがあったのでちょこっと紹介します。
OECD加盟34カ国中の人口十万人当たりの自殺率をみると、欧州南部の自殺率の低さにびっくりします。
29位 スペイン(2008)6人
31位 イタリア(2007)4.9人
34位 ギリシャ(2009)2.8人
データが少々古いので今はもうちょっと数字が上がっていると思いますが、それでも、加盟34カ国中ぶっちぎりの自殺率が低いわけです。あの貧乏加減で、政治も経済もボロボロなのに、なんということでしょうか。
cakesは定額読み放題のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。cakesには他にも以下のような記事があります。