ヨーロッパで今最も重要だと考えられている問題の一つは若者の失業です。例えばヨーロッパのドジっ娘さん国家イタリアの15歳から24歳の若者の失業率はなんと34.5%です。若者の約半分は非正規雇用の仕事か、賃金が極端に低い仕事にしかありつけません。さらに、イタリアは、ブルガリア、ギリシャに次いでニートの数がヨーロッパ第3位です。(参照)
そんなイタリアでは、労働大臣が「若者は仕事を選びすぎているのです。choosy(えり好みする人)になってはいけません」と発言したところ、若者の逆鱗に触れ、ネットで大炎上する騒ぎとなりました。
失言大臣には「えり好みしてんじゃないのよ!! 大卒でスキルもあるのに仕事がない。仕事が欲しいから無給で働いている。無給よ!!」などの怒りを込めた手紙が殺到しました。こちらのサイトから怒りのこもった手紙のコレクションを見ることが可能です。手書きの手紙を大臣宛に書いて郵送する、というアナログな所がイタリアの若者らしいです。
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