10時間歩き続けることに比べたら、トイレがあるだけで幸せ

自衛隊初の現場の臨床心理士として、トップの利用率と9割の復職成功率を誇り、これまで3万人以上の心を解放してきた玉川真里氏が、落ち込みから立ち直るメソッドをわかりやすく紹介します。『イヤな気分をパッと手放す「自分思考」のすすめ』をcakesで特別連載!(毎週火曜更新)

くだらないことでもいいから、とにかくやってみる

 落ち込みから抜け出せない……イヤだ……逃げたい!
 そんなイヤな気分のとき、私たちの心の視野はとても狭くなっています。いろいろなものが見えなくなっています。
 もし、今のあなたが逃げることで頭がいっぱいだったり、小さな幸せすら感じられなくなっていたら、「自分は何かにとらわれているのでは?」と疑ってください。
 それは他者かもしれないし、病気かもしれない。今の環境かもしれません。
 いずれにしても、自分が何かにとらわれていることに気づかないと、そこから解放される道は見つからないのです。
 多くの人はそれがわかっています。でも、立ち向かう勇気がなかったり、エネルギーをそれ以上使いたくないという理由で、それを避けています。
 それでも泣き言は言うし、人に相談したりもします。彼ら、彼女らと向き合っていると、「誰かが悪い」「何かが悪い」という話がどんどん出てきて、「あなたはかわいそうと言ってほしい」……そういう感じなのです。

 SNSなどで、私のアカウントに「死にます」とコメントしたり、メッセージを送ってくる人もいます。
 私に向かってそう書いてくるのは、何かコメントがほしいからです。薄々でも、「この人なら助けてくれるかもしれない」といった期待があるからでしょう。あるいは、「あなたに何とかできるなら、してみてよ」というような、挑戦の意味でやっているかもしれません。
 どのみち、私とのやりとりで何らかの変化や刺激があるのではないかと、どこかで想定しながらやっているのでしょう。
 でも、おそらく死に向かって一直線に進んでいく人は、誰かに「死にます」と連絡することはないし、そういうそぶりもほとんど見せないでしょう。
 つまり、ほとんどの人は、心のどこかで「どうにかしてほしい、どうにかなりたい」と思っているのです。
 それだったら、どんなことでも、くだらないと思えることでもやってみることです。そこで必ずなにか気づきがあります。

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3万人の自衛隊員の心を救った「行列のできる臨床心理士」が教える、自分思考メソッド。

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イヤな気分をパッと手放す「自分思考」のすすめ

玉川真里

自衛隊初の現場の臨床心理士として、トップの利用率と9割の復職成功率を誇り、これまで3万人以上の心を解放してきた玉川真里氏が、落ち込みから立ち直るメソッドをわかりやすく紹介します。『イヤな気分をパッと手放す「自分思考」のすすめ』をcak...もっと読む

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コメント

megamurara 「○○に比べたら・・・♪」=確かにその通りだと思いました。 |玉川真里| 27日前 replyretweetfavorite