ここ数年でノート&手帳界に起きた、まさかのジャンル融合進化とは!?

『文房具屋さん大賞2019』(扶桑社)は、この1年に話題を集めた新商品の中から現場のプロである文房具屋さんが最高の逸品を選ぶ賞だ。今年で7年目を迎え、「文房具屋さん大賞」をまとめた本を制作するのが編集ユニット「choudo」の木庭將さんと上原玲子さん。文房具本の制作を多く手掛け、文房具イベントのプロデュースも行っている。連載8回目は、メディアでも多数取り上げられている文房具スポットの銀座ロフトにて、文房具&広報担当に文房具界のジャンルを超えた地殻変動についてうかがった。

最盛期には約4000種類の手帳が! 圧巻の手帳ラインナップが必要な理由

木庭將(以下、木庭) 先日放映された『テレビチャンピオン極~KIWAMI~文房具選手権』(テレビ東京)でも拝見しましたが、実際にお店に来ると広いですね! 4月は新生活がはじまるということもあってか、手帳売り場が盛況ですね。それにしても、いったい何種類あるんだろう……。

池田晶子(以下、池田) 銀座ロフトでは10月前後の最盛期には約4000種類の手帳を販売しています。この時期でも2000種類以上。11月始まりの手帳が若干お得に販売していたり、4月始まりの手帳も品揃えしていますので、売り場がバラエティーに富んでいて見ているだけでも楽しめると思います。あ、実際にそういうお客様も多くいらっしゃいますよ(笑)。どんな方が見てもドキドキ、ワクワクしてもらえる売り場を目指しています。

木庭 よく見ると銀座ということもあるのか、外国人観光客の方も多く見られますね。他の店舗と比べてもさまざまなお客様がいらっしゃるのでは?

池田 はい。国内外問わず観光目的の方もたくさんいらっしゃいます。あとは、この店舗に限ったことではないのですが、最近では自分のライフスタイルをしっかりお持ちのお客様が増えてきたような印象があります。それに応じてか、手帳もかなり種類が増え、細分化されてきました。ロフトでも独自に、趣味を究めるための手帳「趣味のログ ワナドゥ‼手帳」を制作していますが、おかげさまでかなり出てますね。


個人の趣味に特化した「ワナドゥ!!手帳」。ほかにも「美術館」「御朱印」「野球観戦」「カフェ」などがズラリ

木庭 千差万別ある人生に応えていくというのも大変ですね……。陳列するだけでも気が遠くなる数です。でも、その努力の結果、手帳といえばロフト、というイメージを持っている人も多いと思います。その代表的なアイテム、「ほぼ日手帳」も『文房具屋さん大賞2019』の手帳賞で5位に入賞しています。

池田 「weeksMEGAスニーカー」(ほぼ日)はスリムで持ち歩きしやすい手帳なのに、巻末の方眼ページが213ページもあって、スケジュール管理とともにメモを多様する方からの人気が高いです。ほぼ日さんとは、オープン来銀座ロフトでは発売イベントをさせていただいていますが、ファンの方の熱狂ぶりには驚かされますね。イベント内容が決まるのが毎回直前なので、現場もどきどきしてます(笑)。

木庭 なるほど。予定管理とメモという王道の使い方を強化したような手帳ということですか。ほぼ日さんは単に手帳を売るというのではなく、ユーザー=ファンと考えて楽しませようという想いをじんわりと感じていましたが、小売店さんと一緒になって売り場をつくり上げることで、そのこだわりがより効果的に伝わるようになるんですね。

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発表!「文房具屋さん大賞2019」 

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『文房具屋さん大賞2019』(扶桑社)は、この1年に話題を集めた新商品の中から現場のプロである文房具屋さんが最高の逸品を選ぶ賞だ。今年で7年目を迎え、『文房具屋さん大賞』をまとめた本の制作を担当するのが「choudo」という編集ユニッ...もっと読む

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Karin86675298 日本の文房具は品質も高くて種類も多くて最高です! 約1ヶ月前 replyretweetfavorite