ブラジル人は「付き合おう」とは言わない
いらっしゃいませ。
bar bossaへようこそ。
フェルディナント・ヤマグチさんが、「付き合おうなんて言わなくても恋人」ということを書かれていました。やっぱりそうですよね。どういうわけか、最近、若い人の間で「付き合おう」と言わないと恋人ではないという文化があるんです。
僕、一時期、ブラジル人コミュニティの中にいたことがあるのですが、彼らは「付き合おう」とか「付き合ってください」という言葉、言わないんですね。ご存じのように「恋愛大国」なので、しょっちゅう気に入った女性に声をかけたり、パーティーで踊りに誘ったり、愛の言葉をささやいたりして、デートをしてキス、セックスにいたると思うのですが、まあちょっとした「火遊び程度」っていうのも多いんです。
それが、二度三度とデートやセックスを重ねてなんとなく恋人になってきて、みんなが集まるパーティーに「その恋人っぽい関係の人」と一緒に参加して、みんなに紹介したり、実家に呼んで親に紹介したときに、恋人になるんだと思います。実際僕もブラジル人の男性から、「シンジ、世界で一番美しい女性を今から紹介するよ」ってすごく大げさなことを言われて、恋人を紹介されたことがあります。
これ、全部調べたわけではないですが、数人に聞く限り、欧米はみんなこのパターンのようです。誰も「付き合ってください」なんて言わないと思います。
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