「先に幸せになる」には、
どうしたらいい?
本書の「はじめに」で、僕は、夢が叶う4つのキーワードを挙げました。
夢は叶えなくてもいい。
夢は叶えてもいい。
努力しない。
夢を叶えるのは自分ではない。
それぞれ、各章で説明してきましたね。
ぜんぶ読んでみて、いかがでしょう。
何か、わかったことがありませんか?
……ないならないで、大丈夫です。これから説明しますので。(笑)
大した結果もないうちから、「先に幸せになった」からこそ、僕は、武道館で独演会をするという大きな夢を叶えることができました。
それこそ自力では叶えられないような夢が、好きなことだけして、他力を借りたからこそ、叶ったんです。
そして、その「先に幸せになる」ということについて、一番大事なことがあります。
それは、幸せになろうとしない、ということ。
先に幸せになると、勝手に夢が叶うからといって、「じゃあ、先に幸せにならなくちゃ」と考えるのは、ちょっと違うということです。
「なろうとする」ということは、
「今は、その状態じゃない」ということですよね。
「幸せになろう」とすると、
「今が幸せではない」という前提になってしまう。
すると「〜ができたら」「〜が手に入ったら」「努力したら」「がんばったら」
……という「条件つきの幸せ」を追い求めることになります。
だから、先に幸せに「なろう」としないこと。
「先に幸せになる」。そのココロは、「すでに幸せである」という事実に気づく、ということ。
これが、一番大事なのです。
「え ?! これが、今のこの私が幸せなの ?! そ——なんだ !! 」と。
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