留置所に入ってバイセクシャルになった男性の壮絶な半生【後編】

日本初の「猥談バー」を手がける佐伯ポインティさんに、今週のちょっとエロい話をご紹介いただくこの連載。前編では、男性Nさんの少年時代のお話から、24歳で結婚したあとに会社の先輩たちと乱交していたお話を伺いました。後編となる今回は、Nさんが収監されてからのお話です。

前編はこちら

看守にお尻を開いて見せた瞬間、尊厳を失った

—そんな秘密体質の人たちが多い会社の中で、Nさんが収監された、というのはかなりニュースになったんじゃないですか。

N「そうですね、倫理観ない行動がエスカレートしすぎて収監された時は、露骨に人が離れましたね。地位も名誉も収入も人間関係も全部奪われて…自己肯定感がめっちゃ下がりました」
※Nさんの希望により、Nさんが収監された罪状は伏せています。

—たしかに、自己肯定感でいうと、ダントツで下がりそうな経験ですよね。

N「収監されるとき、看守にお尻を開いてみせたときに、尊厳を失った瞬間だ…と思いました。人が人でなくなる感じがするんです。自分が家畜とか奴隷とか、その類のものだって思い知らされる瞬間でした」

—物理的に、社会から隔絶されてますもんね。

N「そうですよ。留置所はすごく禁欲的な生活なんです。起きる時間も寝る時間も管理されて、むちゃくちゃ暇で。飲み物は水か白湯で、本は1日3冊しか読めない。厳しめの漫喫ですよ…

—ここで漫喫が出てくるのはちょっと面白いです。

N「環境も環境なんで、オナニーできないんですよ。同じ部屋に2人いて、オープンなんで。してる人もいないです。でも、食べ物も質素なんですけどしっかり出てくるんで、食欲も睡眠欲も満たされて、案外ムラムラしないんです」

—結構遊んでたのに!ムラムラしないものなんですね。

N「いや、日数が長くなるとムラムラしてきました。(笑)19日目になると、もう結構きてて」

—19日間!そりゃヤバいですね…

N「で、同じ部屋の人とか、ほかの部屋の人と仲良くなるんですよ。そしたら、『新しく来た人がすげえ』って噂が流れてきて…」

—どんな人ですか?

N「檻越しに見たら、金髪ロングで、美輪明宏の20代の頃みたいな、綺麗なゲイの人がいました。身体も細くて、留置所で渡されたジャージもいい感じで、すごく気になったんです」

—お~!映画っぽくなってきました。

N「そうなんですよ!留置所から警視庁に移動するときって、手錠で繋がれるんですけど、 ゲイの彼が手錠で繋がれる瞬間をみてたら、『痛った~~い』って言ったんですよ」

—めちゃくちゃギャルみたいな言い方ですね。

N「僕、それにグッ!ときて。色気をすごい感じたんですよ。思えば、この時に、男の人とセックスしたいと思ったのかもしれない…

—収監生活が、トリガーになったんですね。出てからはどうでした?

N「ゲイの人の『痛った~~い』を見た日に、留置所を出たんです。で、しばらくかなり落ち込んでてひっそり暮らしてました。半年くらい経った後、自信を取り戻したくて2つやったことがありました」

—何をしたんですか?

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佐伯ポインティの今週のちょっとエロい話

佐伯ポインティ

「エロデューサー」という肩書きで、猥談メルマガ、出張猥談師、猥談オークションなど、性愛にまつわるユニークな活動している佐伯ポインティさん。そんな彼のもとには、ときに笑えて、ときに切なく、ときに不思議な猥談が多数集まってくるのだそう。佐...もっと読む

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コメント

eros_cafe6 わー面白い面白い。と読み進めて、最後は何だか黄昏…みたいな奥深い気持ちに…。 7ヶ月前 replyretweetfavorite

konpyu 痛った〜いワロタw 7ヶ月前 replyretweetfavorite