春ですね。新しい勤務先、新しい上司、新しい仲間……。これから新たに接する相手が増える人、多いのではないでしょうか。
その中には、あなたのパートナー候補もいるかもしれません。
そんな出会いのチャンスをしっかり掴むべく、今回は、ワタシのとある体験話を交えて、あなたの第一印象を良くするためにきっと役立つ(と思う)話をしていきたいと思います!
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先日、友達と一緒に某ハイブランドのショップに行きました。
財布がへたってきたので、そろそろ新しいのを買わねばと物色する中で、選択肢の一つとして見ておこうと思ったのです。
我々が店に入ると、「いらっしゃいませ」とすかさず男性店員さんが声をかけてくれました。推定20代後半。系統的には竹内涼真、少年ぽさのある爽やかイケメン。
まぁしかし、接客が仕事、しかも美しい商品を扱うブランドの店員さんが自分をカッコよく見せることに長けているのは当たり前。
このコラムにわざわざ書いているのは、見た目作り以上に彼らの接客スキルに唸ったからです。
これは、世の男性が女性と接する際に、ものすごく参考になるのでは・・・! と。
ちなみに店員さんは2名出てきます(予告・笑)
人は商品だけで店を選ぶわけではない
まず、竹内涼真似の店員さん。Tさんとしましょう。
店内を歩き、猫の刺繍が入った財布にクギヅケになったワタシ。それを出してもらい、さらに別のサイズも見せてもらったりしながら、「可愛いね」「別の色もあるけどこっちよね」などとワタシと友達が盛り上がっていると、「猫、お好きなんですか?」とTさん。
「はい、実家で飼っていて」と答えると、友達が「今いるのって、ソックス?」とワタシに質問。「いや、ソックスはだいぶ前。今はクリーム」と答えると、「あぁ、猫の名前なんですね!」と合点がいった様子のTさん。
「ソックスって珍しいですね、初めて聞きました」と言われ、「手足の先だけ靴下をはいたみたいに白かったので」と説明すると、「なるほど」と頷くTさん。
そして「生まれ変わったらヨダちゃんちの猫になりたい」「それ前も言ってたよね?わ」「だって、すごくかわいがってもらえるもん!」と、とリラックスしまくりで盛り上がる我々。
すると、「猫、いいですよね。その気持ちわかります」と、話に乗っかってきたTさん。
女2人のフリーダムでとめどない会話に、自然に入ってきたのです。しかも気さくだけど図々しくはない、適度な距離感を保ちつつ。
こういうとき、「お客さまの会話を邪魔してはならない」と黙っている店員さんもいますが、会話の輪に入った方が売上げに繋がりやすいと思います。なぜなら、人は商品だけで店を選ぶわけではなく、楽しく会話できたことにも価値を感じるから。
合コンや飲み会で女性2人がおしゃべりしていたら
これは恋愛にも通ずると思います。たとえば合コンや飲み会で目の前の女性2人がトークで盛り上がっていたとして、その会話に入らず黙っている男性より、会話に入ってくる男性の方が印象に残るし好感度が高い。
この店員さんのように超スムーズに入らずとも、「なになに? すごい盛り上がってるね」と、無理矢理入ってきていいのです! コミュニケーションに前向きな男性、女性は好きですから。そして、楽しくおしゃべりしたなという記憶は女性の心に残ります。
さて、その後、Tさんはというと。ワタシがこのブランドの最近のデザインがポップで好きだと話すと、いついつからデザイナーが変わったなど、ブランドにまつわる話を教えてくれつつ、ワタシと友達にアイスティーまで出してくれたのです!
ハイブランドでお茶を出すのは当たり前なのかどうなのか、そういう店にたまにしか行かないので分かりませんが、まだ買うかどうかも分からない客2人に、このサービス。しかもこのアイスティーが美味しかった!(重要)
女性は美味しいものを差し出してくれた男性のことを、ずっと覚えています。駆け出しライターの頃、ある出版社で作業する仕事があり、黙々とパソコンに向かうワタシに男性の社員さんがプリンを差し出してくれたことは一生忘れません!(顔は忘れたけど)
1週間後に再訪したらさらに学びがあった
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