●特別連載
cakes編集部「天才・タモリの“底なし沼”——樋口毅宏インタビュー」
【第1回】タモリはきゃりーぱみゅぱみゅが好き
タモリの本当の“凄さ”って何だろう。謎めいたタモリの正体に鋭く切り込んだのが、初の新書『タモリ論』を上梓した小説家・樋口毅宏さん。小説『さらば雑司ヶ谷』シリーズなどで知られ、漫画や映画、テレビなどからの膨大なパスティーシュを織り込むという、独特な作風で脚光を浴びました。新書は、芸能界の重鎮・タモリにまつわるエピソードをふんだんに交えつつ、ビートたけし、明石家さんまという「お笑いBIG3」の比較論にまでおよんだ、異色のお笑い本です。果たして、タモリはいったい何が凄いのか? 本には収まりきらなかったタモリさんの思い出とともに話を訊きました。
樋口毅宏「サングラスの奥に隠された狂気とその神髄——『タモリ論』序論」
『タモリ論』はじめに【前編】 「タモリ=絶望王」説
『タモリ論』はじめに【後編】 喜んでタモリを語る馬鹿になる
タモリの本当の“凄さ”って何だろう。なぜ30年以上も毎日、生放送の司会を超然と続けられるのか。サングラスの奥に隠された孤独や絶望とは——。発売後早くも重版を重ね、巷で話題となっているのが、異才の小説家・樋口毅宏さんによる革命的芸人論『タモリ論』です。その刊行を記念して、まえがき全文を前後編に分けてcakesに公開! 前編は無料公開です。
●新連載
山内宏泰「上野で2時間で学びなおす日本美術史」
【第1回】はじまりは浮世絵から——絵に摺られた江戸庶民の「欲望」
週末のたびに気になった企画展などに行ってみるけれど、いまいちそれぞれの作品の魅力を味わいきれていないように思っているあなた。美術史の大まかな流れを知れば、アートはもっと楽しく鑑賞できます。『上野に行って2時間で学びなおす西洋絵画史』(星海社新書)で登場したアート鑑賞のプロ“アート・コンシェルジュ”が今回紹介してくれるのは日本美術史のあらまし。なんと、上野にある東京国立博物館をひと巡りするだけで、その全貌をなぞれるんです。アート・コンシェルジュと、その依頼人であるアート初心者の女性といっしょに、「トーハク」を旅しましょう。初回は一番古い作品から……と思いきや、江戸時代の華・浮世絵からスタート。庶民の芸術のなかから見えてくる、日本美術の魅力とは?
●連載
青山裕企 meets 美少女図鑑「彼女写真 in 岡山」
岡山編【第17回】葉っぱ
青山裕企さんと美少女図鑑のコラボ連載は岡山編。ベンチで一休みしていたかと思いきや、緑の中でかくれんぼ。葉っぱの向こうではどんな表情をしているのでしょうか。
結城浩「数学ガールの秘密ノート」
第38回 シグマったり、ルートったり(後編)
前編で村木先生からもらったカードを調べていたら、数式の思いがけない性質を見つけた「僕」とテトラちゃん。ここに隠されたΣ(シグマ)と√(ルート)の秘密を解くためには、どうやって確かめたらいいんでしょうか? 行きづまる僕たちに才媛・ミルカさんが登場して助け舟を出してくれます。
東浩紀「検索ワードを探す旅」
第7回 言葉の世界を身体で検索するために【後編】
広大なネット空間から無限の情報を引き出せる時代、私たちはどのように「うまく生きていく=検索をかける」べきなのか。縦横無尽に活躍を続ける評論家・東浩紀さんによる連載放談です。離婚裁判、歴史認識問題など、真実は一つのはずなのに、立場によって意見がまっぷたつに分かれてしまう。ネットをさまよっても、検索ワード一つでまったく違う説にたどり着いてしまう。統計よりも、未来の自分よりも、最も信頼できるものは「モノ」でした。
佐藤和歌子「晩酌歳時記」
第二十四回・鰻
この時期になると、スーパーなどでかぐわしい匂いを放っているのが鰻です。土用の丑の日が近づくごとに、鰻を求める感情が止まらなくなる佐藤和歌子さん。鰻を我慢するために、いろんな考えを巡らしたのですが、果たして気持ちを抑えることはできたのでしょうか。
久住昌之「ふらっと朝湯酒」
【第四回】なごみの湯とBERG(後編)
「ふらっと朝湯酒」と言いながら、二日酔いのせいで朝酒なんてできず、惨敗を喫した第三回。今回は「もう後がない」とリベンジに燃える久住昌之さんです。取材前夜は酒を控え、万全の体勢で挑んだ朝湯酒第四回は、果たして楽しめたのでしょうか。
黒田勇樹「黒田勇樹動画批評」
【第42回】地上最強の動物・カバVS.人間
動物好きのみなさん、お待たせしました!
ハイパーメディアフリーターの黒田勇樹さんが贈る動画批評連載、今回は地上最強の動物・カバが登場。あまりカワイイ系の動物として分類されることが少ないカバですが、この動画を観ると無性に彼らに対して愛しさが止まらなくなるはず。てか、カバって泳ぐのが猛烈に早いんですね……。
青井サンマ「嵐の聴きかた」
【第22回】嵐が先生に!?『嵐のワクワク学校2013 』レポート
アイドルグループ・嵐についての独断と偏愛あふれる入門連載、今回は趣向を変えてイベントレポート。といっても、今回とりあげる「ワクワク学校」は、嵐が歌い踊るライブではありません。なんと、嵐メンバー5人が先生として登壇し、生徒=ファンを前に授業を展開するという異色のイベント。笑いあり涙ありツッコミありのその内容を青井さんの視点でレポートします!
喜多村みか・渡邊有紀「TWO SIGHTS PAST」
TWO SIGHTS PAST #6
2000年頃より写真家の喜多村みかさんと渡邊有紀さんが互いを被写体として写真におさめている作品です。 今回は2008年の夏に撮影した写真。
林伸次「ワイングラスのむこう側」
バーで使える高度なテクニック
東京・渋谷の名店「bar bossa(バールボッサ)」の店主・林伸次さんがお届けする、バーにまつわるコラム連載。今回はバーで使える恋愛テクニックのお話です。もし、バーで出会った女性といい雰囲気になったら? 一緒にバーに来た男性に引かれないための注意点、女性にちょっとでも多くお酒を飲んでもらう方法、などなど。今日から使えるテクニックが満載です。
山形浩生「新・山形月報!」
第19回 ミャンマー・下請け・仏像
今回の「新・山形月報!」は、前回に論じた、ダロン・アセモグル、ジェイムズ・A・ロビンソン『国家はなぜ衰退するのか』(早川書房、上下)の下巻をきっちりレビューです。他に川上桃子『圧縮された産業発展』(名古屋大学出版会)、周達観『真臘風土記』(平凡社東洋文庫)にも触れて、さらにはミャンマーでの山形浩生さんの見聞記も載っています。
cakes編集部「クリエイターズ・デスク」
林雄司・前編「うかうか鼻くそもほじれない」
独創的な仕事をしているクリエイターたちの机をご紹介する本連載。今回は日本のWebコンテンツ業界で異彩を放っている「デイリーポータルZ」のウェブマスター・林雄司さん。その机を見に渋谷ヒカリエの公開編集部を訪ねました。ウェブマスターとしてだけでなく、ライターとしてもコンテンツを手がける林さん。こんなことしたら面白いに違いないと思ったアイデアを実践する、人を惹きつけてやまないあのコンテンツの数々はどのように作られているのでしょうか。
フェルディナント・ヤマグチ「フェル先生のさわやか人生相談」
【第42回】彼女に浴衣を着せるには
7月も半ばを過ぎました。海の日の祝日も過ぎ、今はお盆休みを目指してお仕事がんばっているところでしょうか? 身体の悩み、恋の悩み、家庭の悩み、いろいろあるでしょうが、フェル先生にエネルギーをもらって今日もがんばってくださいね!
cakes編集部「堀江貴文ミリオンセラープロジェクト」
自由がほしくて東大をめざした——第3回公開会議まとめ
堀江貴文さんの単行本を作り、それをミリオンセラーにしようという「堀江貴文ミリオンセラープロジェクト」。今回の公開ニコ生からは、いよいよ本格的な取材が始まりました。福岡県の南西部、八女(やめ)で生まれ育った小中高時代の思い出から、東大受験を決意した理由、入学後の燃え尽き症候群の話まで、「堀江貴文」がいかにしてできあがっていったかが明らかになります。
美少女図鑑 / 青山裕企「彼女写真 in 岡山」
岡山編【第19回】裸足でジャンプ!
青山裕企さんと美少女図鑑のコラボ連載。芝生に寝転んで気だるげな感じの彼女でしたが、ぱっと急に立ち上がりました。脱ぎ捨てたサンダルを持って、空に向かってジャンプ!
●ショートショートケイクス
火曜日のこのコーナーで、編集Rが早足で紹介してしまったコンテンツディレクターY女史へのプレゼント。
これだけだと光で飛んでてなんだかわからないので再度ご紹介します。こんな感じのTシャツでした。
先日の合宿の朝食で、エンジニアF氏が手にとったパンに「これなんだろう?」と言ったところ、「クイニーアマン知らないんですか!?」とクイニーアマンこそが世界の真理であるかのような発言をしたことから作られた右のTシャツ。
そして、先日社内の飲み会でどや顔撮らせたいい女風写真を使った左のTシャツ。下に書いてある英文は、
「『ジュライ』って響きがなんか好き」。社内の誰一人して共感を示すことができなかった彼女の発言をTシャツにしてみました。左の似顔絵は新たに描いてみましたが、なかなかどや顔感が再現できていて本人も満足そうでした。
と言った具合で誰かの誕生日はみんなで盛大に祝うケイクスチーム。来週もどなたかの誕生日があるようで、どんなプレゼントにしようかみんなで悩んでおります。
なににしようかなあ。
といったところで今週はここまで。よい週末をお過ごしください。
(編集D)