読みたい人、書きたい人のミステリ超入門

第27回 『ときめきメモリアル』は黒澤明の夢を見るか(1)

今回はミステリという限定ではなく、そして小説という限定ですらなく、物作りにかかわるすべての人に──創作者にも伴走者にも──、聞いて貰いたいと思っていた話だ。世界観の回に通じる、「世界を作ること」についての、ある経験をふまえての考察である。 電子書籍文芸誌「yom yom」に掲載中の人気連載を出張公開。

「何の連載だったっけ?」と不安にさせてしまうようなタイトルで恐縮だが、ちゃんと「ミステリ超入門」なので、安心していただきたい。

◆男が喋らないギャルゲーはつまらない?
 突然だが、「ときめきメモリアル」というゲームをご存知だろうか。沢山のコンシューマーゲーム機用に移植され、その後シリーズも何作か出ているので、多少なりともゲームが好きな人なら、プレイしたことはなくとも、名前くらいは聞いたことがあるはずだ。
 いわゆる「恋愛シミュレーション」の

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yom yom vol.55(2019年4月号)[雑誌]

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新潮社
2019-03-15

この連載について

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読みたい人、書きたい人のミステリ超入門

新潮社yom yom編集部 /新井久幸

ミステリ作家志望者、必読! 「新潮ミステリー倶楽部賞」「ホラーサスペンス大賞」「新潮ミステリー大賞」など、新潮社で数々の新人賞の選考に携わってきたベテラン編集長が考えるミステリの読み方・書き方の<お約束>とは――。電子書籍文芸誌「...もっと読む

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