今回はミステリという限定ではなく、そして小説という限定ですらなく、物作りにかかわるすべての人に──創作者にも伴走者にも──、聞いて貰いたいと思っていた話だ。世界観の回に通じる、「世界を作ること」についての、ある経験をふまえての考察である。 電子書籍文芸誌「
yom yom」に掲載中の人気連載を出張公開。
「何の連載だったっけ?」と不安にさせてしまうようなタイトルで恐縮だが、ちゃんと「ミステリ超入門」なので、安心していただきたい。
◆男が喋らないギャルゲーはつまらない?
突然だが、「ときめきメモリアル」というゲームをご存知だろうか。沢山のコンシューマーゲーム機用に移植され、その後シリーズも何作か出ているので、多少なりともゲームが好きな人なら、プレイしたことはなくとも、名前くらいは聞いたことがあるはずだ。
いわゆる「恋愛シミュレーション」の
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2019年4月号はTVドラマ化「わたし、定時で帰ります。」原作小説続編(連載最終回)ほか、新連載は馳星周『不夜城』前日譚「極夜」、吉川トリコ『マリー・アントワネットの日記』外伝「ベルサイユのゆり マリー・アントワネットの花籠 Colorés」、早坂 吝「犯人IAのインテリジェンス・アンプリファー」。押見修造×ふみふみこ特別対談も!。yomyomは毎奇数月第3金曜に配信です。