相続を争族にしない

#29 【会社オーナー】父親の事業を継いだ次男が遺産の大半を相続した

最上階に自宅のある4階建てのビルの1階で長年にわたり母親と共に、すし店を経営していた父親。すし店はこぢんまりとしていながらも、『ミシュランガイド』に掲載されたこともあるほどの名店だ。ビルの2、3階は2部屋ずつ合計4部屋を賃貸に出し、家賃収入もある。

 最上階に自宅のある4階建てのビルの1階で長年にわたり母親と共に、すし店を経営していた父親。すし店はこぢんまりとしていながらも、『ミシュランガイド』に掲載されたこともあるほどの名店だ。ビルの2、3階は2部屋ずつ合計4部屋を賃貸に出し、家賃収入もある。

 この家庭には、長男と次男の2人の子どもがいる。長男は父親と折り合いが悪いわけではないが、会社員として長く勤めており、すし店を継ぐ意思は全くない。

 それもあってか次男は、父親が70歳を迎える年に、妻と共にすし店を継ぐことにした。

 それから5年後。父親は突然脳出血で倒れ、そのまま帰らぬ人となった。年に1度くらいしか実家に帰ってこなかった長男が、さすがに慌てて実家に帰ってきた。

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相続を争族にしない

週刊ダイヤモンド

わが家は相続とは無縁。ましてや子どもたちが財産をめぐってモメる“争族”なんてあり得ない。そう考えている人が少なくない。だが、実際はそうではないと、相続の専門家たちは口々に言う。実際に専門家たちが直面した争族の事例をひもとき、争族の実態...もっと読む

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