3・言いにくいことは先に言っておく
これは何かというと、年齢、離婚歴、子どもの有無、学歴、職業といったところですが、ようは、後からバレるであろうことは先に言っておいた方がいいということなんです。
逆に言わない方がいいことは、「聞いていて暗くなるような話」「聞いていて不愉快になる話」「墓場まで持っていこうと決めていること」ですね。
なぜ、最初に言いにくいことを言っておいた方がいいのか。
中には、「仲良くなってから言った方が受け入れてもらいやすそう」と思った方ももちろんいらっしゃることでしょう。
実は、逆なんですよ。
相手が元々否定していることって、仲良くなってから告白しても、受け入れてもらえないことがほとんどなんです。
以前、あるクライアントの方が在日外国人で、「どのタイミングで打ち明けたらいいか分かりません」というお悩みを打ち明けられたんですよ。
僕は即答で「できれば初対面ですね」と答えたんですが、彼女は驚いて「仲良くなってからじゃないんですか?」と聞かれたんです。
そこで、「この人だったら大丈夫だろうと思って打ち明けた相手が、受け入れてくれなかったことってなかったですか?」と聞いたら、「あります! あります!」と答えられたんですよ。
このケースからも分かるように、受け入れてくれない人ってどのタイミングで言っても受け入れてくれないんですよね。
僕もこの方法は人付き合いの鉄則として心がけていることなんですが、最初に言いにくいことを伝えて、それで受け入れてくれない相手とは付き合わない、そう決めてるんです。
自慢できることではありませんが、僕は中卒、免許なし、資格なしでこれまで生きてきまして、これら3つをコンプレックスどころかむしろ、「ないけどめっちゃ幸せやもん」という感じで、自分の武器とすら思ってるんですね。
初対面の人に「僕はこれこれこういう感じで生きてきました」と伝えて、それで面白がってくれたり興味を持ってくれる人とは付き合いを続け、引く人とは必要以上に関わらないようにするか、付き合わないんです。
基本的に、自分のことを受け入れてくれない人って、何しても受け入れてくれない場合がほとんどですし、否定目線で相手のことを見ている人は、どれだけその人に好かれようと働きかけても、「どこかほかに否定できる部分があるはずだ」と無意識に、否定の証拠探しをしているんですよ。
なので、最初の段階で自分を受け入れてくれる相手かどうかふるいにかけるため、言いにくいことは先に言っておく方がいいでしょう。
そういった意味で、自分の弱点を伝えることも、受け入れてくれる相手かどうかジャッジするために必要なことと言えますね。
自分の長所を受け入れてくれる人はたくさんいますが、短所も受け入れてくれる人じゃないと長続きしません。
4・思ってることはちゃんと言う
相手がどう思うかばかりを考えてしまい、思っていることをちゃんと言えない女性がけっこういます。相手がどう思うかを先に考えてしまうと、「何を言おうか?」になってしまうので、純情な感情が空回りして言いたいことの3分の1も伝わってないんですよね。
基本的に、主体性がない女性の恋愛はうまくいきづらい傾向にあるのですが、まず、「自分がどう思っているか?」が先にこないとダメなんです。
そこで「何が言いたいか?」が次にくるのですが、この後に発言する前にワンクッションを挟まないといけないので、ちょっと待ってください。
では、何を挟むかというと、「相手の事情を考えた上で、自分の言いたいことを正しく伝えるためにはどういう言い方がベストか?」を考えるんですよ。
それを考えた上で、発言するということです。
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