週刊ダイヤモンド
#23 【相続財産】家族名義で貯めているお金がある
今、税務署の追及が一番厳しいものといえば、「名義預金」に他ならない。専業主婦なのに数千万円もの預金がある(夫の蓄えから妻名義の預金口座に長年かけて移してきた)、おじいちゃんが孫のためにコツコツと貯金してきたが、無駄遣いしてはいけないとの思いから存在そのものを伝えず、通帳や印鑑なども渡していない──。
今、税務署の追及が一番厳しいものといえば、「名義預金」に他ならない。専業主婦なのに数千万円もの預金がある(夫の蓄えから妻名義の預金口座に長年かけて移してきた)、おじいちゃんが孫のためにコツコツと貯金してきたが、無駄遣いしてはいけないとの思いから存在そのものを伝えず、通帳や印鑑なども渡していない──。
実は、こうしたケースのように本人以外の名義でこっそり貯めているお金は形式上のものであり、真の所有権は本人に帰属するとされる。これが、名義預金だ。
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この連載について
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わが家は相続とは無縁。ましてや子どもたちが財産をめぐってモメる“争族”なんてあり得ない。そう考えている人が少なくない。だが、実際はそうではないと、相続の専門家たちは口々に言う。実際に専門家たちが直面した争族の事例をひもとき、争族の実態...もっと読む
著者プロフィール
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