完全に「見た目」が原因で振られた

はじめてできた彼と楽しいお付き合いを続けていた田村麻美。人生ではじめて女としての承認欲求を満たし、全人格を肯定されたような幸せな生活を送っていたのだが……だんだんと雲行きが怪しくなってくる。

ブスでなければ別れなかった

はじめての彼氏だった。  
一生添い遂げると思った。結婚して苗字が変わることも考え、名前の練習もしていた。

しかし1年で破局。この世の終わりのような感覚に陥った。

付き合っていたのは大学の一個上の先輩だった。

私ははじめての彼氏ということでとても舞い上がってた。

しかし私はブスでした。

彼が、まわりの友だちから「お前の彼女かわいくないな」と言われていたようなのだ。

そしてそのことを私に言うのだ。

「〇〇が麻美のことかわいくないって言ってた」

実家に置いておいたプリクラを見て、彼のお母さんが、

「あんたの彼女、かわいくないわね」

とも言ったそうな。

周囲から言われたことを私に言ってしまう彼もどうかと思うが、私は腹が立つどころか、申し訳なさで胸がいっぱいになって、 「ブスでごめんなさい」と思っていた。

私はブス、ブス、ブス。  

自虐的な気持ちでいっぱいになった。いまならそんなこと言うヤツとはすぐ別れなさいと思うのだが、当時の私は、彼と別れたら次の彼氏は絶対にできないと思っていたので、別れられなかった。

自分の彼女が周囲からかわいくないと思われている。

そのことに耐えられなくなった彼は、別れ話を切り出してきた。けれども私は、

「きっとまた好きになってくれるはずだ。外見ではなく内面を見てくれるはずだ」

そう願って、いつか変わってくれると思い、しがみついていた。DV夫を持つ妻の考えにそっくりである。

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ブスのマーケティング戦略

田村麻美

税理士、大学院生、一児の母、そしてブスである田村麻美さんによる、「ブスが幸せな結婚&ビジネスでの成功」をかなえるための戦略論。誕生から、受験、処女喪失、資格取得、就職(即退職)、結婚・起業するまでの物語を赤裸々に記した半生記と、結婚・...もっと読む

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