ブスが処女を捨てるとき

中学3年生の時点で「20歳までに初体験をすませる」という目標を立てていた著者。いよいよ大学生になり期限まで2年を切った! 本連載の山場! 田村麻美、いよいよ処女を捨てます!

【前回の復習】

・市場が変わったら競合比較をして、商品価値を見直す

・一芸を取得することで「おもしろいブス」に商品改良

・一芸取得がハードルが高ければ、鉄板の武器「話しかけやすいブス」を目指そう


「20歳までに初体験」 という明確な目標

大学生になった。立教大学に入学した。

もはや現役で大学に行くのは不可能かと思われた。高校時代は成績が常に悪かったからだ。勉強をしてもしても、みんなが優秀すぎてまったく歯が立たなかった。

しかし、進学校であったことが、この後の私の学歴を救った。

指定校推薦の枠ががら空きだったのだ。

私は率先して推薦枠に手を挙げた。みんなが滑り止めで受ける大学の合格を、指定校推薦で高3の9月に勝ち取ったのだ。

多くの生徒は、早稲田や慶應を第一志望で受け、合格しなかった人が、私が手を挙げた立教あたりに落ち着くのが通例だった。

つまり、私は最短ルートで合格を勝ち取ったのだ。

うれしかった。もう勉強しなくてもいいんだ。

大学に入ったら、遊ぼう。

まず、処女からの脱却をいちばんの目標に掲げた。

20歳までに処女喪失。

この本能レベルの目標を達成することだけが、わざわざ共学の大学に入った目的だった。  

とにかく、やってみたい。

セックスがどんなものなのか死ぬほど興味があった。  

自分がブスということを忘れるくらい、やりたかった。

大学に入るまでに私は自分のエロを育て上げてしまっていた。

育ちきったエロはもう止められない。「Can,t stop ero.」

しかし、処女の私はまだだれでもいいなんて言えなかった。


ブスでも好きな人とやりたい

「はじめての人は、好きな人がいい」

そう思っていた。

なんて傲慢なブスだろう。

しかし、私は顔の許容範囲が広すぎて、とりあえず目についた人はたいていOKで「好きになれる」のだった。

入学してすぐスキーサークルに入った。

もちろん、スキーに一切の興味はない。あるのは下心だけだ。

入部してすぐ男の人を物色した。第一印象でいいなあと思ったのは、ある先輩だった。

聞いたところによると彼女がいない。しかもいままで彼女がいたことがないという童貞なのだそうだ。  私は言った。先輩のいない飲み会で。

「え、あの先輩、彼女いないんですか。かっこいいじゃないですか。信じられないです」 と。

「え、まみちゃんタイプ?」

「タイプっていうか、かっこいいなあって」

いま思うと無意識の発言だったのだが、これがまわりまわって彼の耳に入るわけだ。おそらく悪い気はしなかったであろう。第三者から「かっこいい。彼女いないの信じられない」と聞くわけだから。

この第三者というのがミソで、対面で直接本人に言われるより、真実味があり、優越感を得られる。

どうやって付き合うことになったか。

だめもとで告白をしたのだ。  

もうやりたい気持ちがはやりすぎて、振られるのなんて怖くもなんともない。

入学してすぐの4月下旬の連休におこなわれたスキーサークルの新歓合宿。夜は飲み会だ。私がその彼のことをいいなあと思っていることはまわりも知っているし、彼も知っている。

ひやかされるわけだ。

そんななか、ふたりだけになる機会があり、改めて告白をし、お付き合いすることになった。

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ブスのマーケティング戦略

田村麻美

税理士、大学院生、一児の母、そしてブスである田村麻美さんによる、「ブスが幸せな結婚&ビジネスでの成功」をかなえるための戦略論。誕生から、受験、処女喪失、資格取得、就職(即退職)、結婚・起業するまでの物語を赤裸々に記した半生記と、結婚・...もっと読む

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