生き抜くための恋愛相談

彼氏いるけど「コレジャナイ感」がある

「これって脈あり?脈なし?」「男にとって"重い女"ってなに?」「デートしても友だち止まり…色気とムードの正体とは?」「好きな人すら見つからない」…etc。18年で1200人以上の女性の悩みに寄り添う「恋愛相談のプロ」が、あなたのモヤモヤの核心に迫ります。桃山商事の人気コラム『生き抜くための恋愛相談』を特別公開!

彼氏に不満があり、不倫に走ってしまいそうです


フリーのウェブプログラマーです。彼氏いない歴9年を経て恋人ができました。彼は見た目も性格も好みのタイプではないのですが、優しさに惹かれて付き合いました。若干ひねくれた面倒臭い性格で、口ばっかりで偉そうですが、そこもかわいいと思っています。自由な私の性格を受け入れてくれて、気が合うなとは思います。

そんなこんなで付き合って1年が過ぎました。他のカップル同様、不満を持ったりケンカをしたりしながら付き合っています。公務員の彼は、自分が日々見ているウェブサイト等々について、「これはダサい」「俺だったらこうする」などよくダメ出しをしていて、私はそれが気になります。それらは自分が仕事で関わったサイトではないのですが、同業者として裏事情を想像すると、いたたまれない気持ちになります。また彼は、映画や雑誌、マンガや音楽などといった創作物に対してもよくケチをつけています。でもまあ、これは彼氏以外でもよくあることなので、気にしすぎないようにしていました。

そんな中、アニメーターの男性と知り合いました。彼は既婚者ですが、ふたりで出かけるようになり、「私に気があるかも?」と思うようなことも多発。彼は正直、好みのタイプです。今の彼氏と別れるほどではないですが、彼のことが気になっています。友だちからは「何かあって奥さんに訴えられたら慰謝料300万とかだよ」と言われましたが、それでもいいかなとかバカなことを考えています……。

(38歳・真由)

真由さんは何に悩んでいるのか

真由さんは〈見た目も性格も好みのタイプではない〉今の彼氏に、どこか納得できていません。相談文からは、真由さんが常に不満感を覚えつつ彼と付き合っていることが読み取れます。そしてその不満感が〈好みのタイプ〉の既婚者の男性と出会ったことで高まり、真由さんに不倫をリアルに検討させています。〈好みのタイプではない〉今の彼氏では満たされていない部分を、〈好みのタイプ〉である既婚者の彼ならば満たしてくれるのではないかという期待が、真由さんの中にあるのだと思います。

このように真由さんは、彼氏や既婚者の男性をめぐる悩みを〝好みのタイプの問題〟に還元して捉えているようです。より詳しく言うならば、〈好みのタイプではない〉から彼氏に不満な部分があるのも仕方ない、〈好みのタイプ〉だから既婚者の彼に惹かれてしまうのも仕方ない、という捉え方です。この発想によって真由さんは、不満感や具体的な問題をやり過ごそうとしているように見えます。そしてこれから考えていきたいのは、そのようにしてやり過ごされようとされている問題についてです。

その問題とは、「創作物に対してダメ出しをする」という彼の言動です。相談文で群を抜いて生々しく記述されていることから、彼のダメ出しが、真由さんの不満感や違和感の大きな一因になっていることが推測できます。

しかし真由さんは、このことが気になりつつも、〈彼氏以外でもよくあることなので〉とやり過ごそうとしています。ここにも「彼氏は好みのタイプではない人だから仕方ない」という発想が見て取れます。

それにしても、真由さんがやり過ごそうとしているのはなぜでしょうか。ポイントは、彼の批判の矛先が真由さんやその仕事に直接向けられているわけではないという点です。直接的な批判であればまだしも、これでは反論も反発もしづらい。また真由さん自身も、直接批判されたわけでもないのになぜ自分がそこまで強い不満感や違和感を覚えるのか、その原因をつかみ切れていないのだと思われます。おそらく、これがやり過ごそうとしている理由です。

しかし、不満感や違和感は心と身体が発する危険シグナルなので、このままやり過ごすとどこかに歪みが出る可能性があります(というか、後述するように歪みは既に出ているように見えます)。やり過ごさずに解決するためには原因を捕らえて言語化することが必要です。そこでここからは、真由さんがなぜ彼のダメ出しに強い不満感や違和感を覚えるのか、その原因について考えていきます。

問題は「受け手」「作り手」という帰属先の違い?

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生き抜くための恋愛相談

桃山商事
イースト・プレス
2017-09-07

この連載について

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生き抜くための恋愛相談

森田雄飛(桃山商事) /清田隆之(桃山商事)

「これって脈あり?脈なし?」「男にとって"重い女"ってなに?」「デートしても友だち止まり…色気とムードの正体とは?」「好きな人すら見つからない」…etc。18年で1200人以上の女性の悩みに寄り添う「恋愛相談のプロ」が、あなたのモヤモ...もっと読む

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momowakko 「属性に対する批判のつもりが、その一部である相手に誤射となって当たってしまう問題」について考えました。実はこの問題って、地味ながらめっちゃ普遍的なケンカの火種なんじゃないかと我々は考えております🤔🤔🤔 https://t.co/IYUN3tRGTB 約2ヶ月前 replyretweetfavorite

momoyama_radio 「属性に対する批判のつもりが、その一部である相手に誤射となって当たってしまう問題」について考えました。実はこの問題って、地味ながらめっちゃ普遍的なケンカの火種なんじゃないかと我々は考えております🤔🤔🤔 https://t.co/cA4ijhpH7q 約2ヶ月前 replyretweetfavorite

tjmlab 「彼は既婚者ですが、ふたりで出かけるようになり、「私に気があるかも?」と思うようなことも多発」 は? 約2ヶ月前 replyretweetfavorite