私は、
夢が叶うのにふさわしい人。
人から認められるために、がんばる。
がんばって、認められるような実績を作る。
……だけど、そうすればするほど、誰からも認められない。
理不尽だと思うかもしれないけれど、世の中って、そのようにできています。
で、理不尽だと思うかもしれないけれど、じつは真っ当な理由があります。
がんばっても「認められない」のは、自分が自分を「認めていない」から。
「自分が自分をどう扱っているか」で、「人が自分をどう扱うか」が決まるということです。
逆に言えば、他人が自分をどう扱うかを見れば、自分が自分をどう扱っているかがわかるということ。
「周囲が私を認めてくれないのは、自分で自分を認めていないからなんだ——そりゃ、うまくいくはずないよね」
ということが、ここで初めてわかるんです。
自分が自分を認めていないから、周囲に認められようとがんばる。
実績をあげても、もっともっと認められようとさらにがんばる。
その間、ずっと、自分は自分を認めていない(がんばりつづけるのは、そのせいですね)。
こんなふうに、自分の中心に「自分はダメだ」がある限り、
「自分は認められるような人間ではない」と思っている限り、
その外側にいくら実績を積み上げても、何にもならないんです。
夢も同じ。
「私は夢が叶うような人間ではない」「その夢が叶うのにふさわしくない」と思っていたら、夢は叶わない。
叶ったとしても、満足できなかったり、叶いそうになるとなぜか自分でブチ壊してみたり、邪魔が入ったり。
「私は夢が叶うような人間だ」と思っていれば、夢は勝手に叶っていくんです。
ここでひとつ、気をつけてね。
がんばったら叶う、じゃないですよ。がんばりが足らないから叶わない、じゃないです。
がんばらなくても……、いえ、もっと言えば、がんばらない「からこそ」、叶っちゃうんです。
なぜなら、「自分はその夢が叶うにふさわしい人間」だから。叶うのは「当然のこと」なのです。
と、自分を認めてあげること。
がんばることで、それを邪魔しない。流れを邪魔しない。
「こんな私なんてダメ」から「こんな私はすばらしい」へ、
「私だからうまくいかない」から「私だからうまくいく」へ、
自分で自分の見方、扱い方をひっくり返すこと。
これが、「夢は叶えてもいい」という許可を、自分に与えるということです。
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