読みたい人、書きたい人のミステリ超入門

第26回 タイトルは最大のキャッチコピー(3)

出版業界には、「売れた本のタイトルは、いいタイトル」「売れた本の装幀は、いい装幀」という格言(?)があるので、どれも結果論ではあるのだけれど……。電子書籍文芸誌「yom yom」に掲載中の人気連載を出張公開。

◆タイトル筋を鍛えるための訓練メニュー
 そうはいっても、じゃあどういうタイトルがいいんだ? と聞かれるとなかなか難しいところがあるのだけれど、名作と呼ばれるものには、参考になる点が多々ある。『そして誰もいなくなった』なんて、タイトルだけでもゾクゾクするし、『八つ墓村』や『獄門島』は、字面だけでもおどろおどろしさが伝わってくる。謎の提示で言えば、『人形はなぜ殺される』は、タイトルを見た瞬間に「どういうこと?」と真相を知りたくなる。
 気をつけないといけないのはベストセラーで、

この続きは有料会員登録をすると
読むことができます。
cakes会員の方はここからログイン

1週間無料のお試し購読する

cakesは定額読み放題のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。cakesには他にも以下のような記事があります。

人気の連載

おすすめ記事

2019年2月号は特集「2019年は海外ドラマ黄金期になります宣言」。新連載は『全員死刑』小林勇貴監督の初小説と武内涼氏の正統にしてエッジィな忍者小説。武田綾乃氏は新章始動。最果タヒ、ふみふみこ、円城塔、荻上チキ、渋谷直角ほか連載・定期執筆各氏にも注目。yomyomは毎奇数月第3金曜に配信!

yom yom vol.54(2019年2月号)[雑誌]

三谷匠衡,macho,今祥枝,小林勇貴,武内涼,花房観音,武田綾乃,最果タヒ,東川篤哉,朱野帰子,寺地はるな,結城充考,乾緑郎,吉野万理子,青柳碧人,九螺ささら,門井慶喜,ふみふみこ,荻上チキ,円城塔,平原卓,橋爪駿輝,渋谷直角,カレー沢薫,恒川光太郎,柳瀬博一,新納翔,國友公司,新井久幸
新潮社
2019-01-18

この連載について

初回を読む
読みたい人、書きたい人のミステリ超入門

新潮社yom yom編集部 /新井久幸

ミステリ作家志望者、必読! 「新潮ミステリー倶楽部賞」「ホラーサスペンス大賞」「新潮ミステリー大賞」など、新潮社で数々の新人賞の選考に携わってきたベテラン編集長が考えるミステリの読み方・書き方の<お約束>とは――。電子書籍文芸誌「...もっと読む

この連載の人気記事

関連記事

関連キーワード

コメント

yomyomclub おはようございます。更新しました!→ 3ヶ月前 replyretweetfavorite