宮川大輔と関西人に共通する“笑いの秘訣”

誰でも使えるアドリブトーク術として科学的に研究された会話メソッド、「インプロ(即興力)」。このインプロをマスターし、プロ芸人の指導も行う放送作家が、「センス不要の鉄板トーク術」をこっそり教えます!これを読めば、あなたのトークにも笑いの神が降りてくる?!本連載は1月24日発売の「ウケる人、スベる人の話し方」より本文を抜粋して、お送りします。

ウケる人、スベる人の話し方ー宮川大輔と関西人に共通する“笑いの秘訣”ー


ウケる人はオノマトペが得意

スベる人はオノマトペが通じない


関西人は一般的に、関東人に比べると、話の中で「ドーン!」とか「バーン!」といった擬音語・擬態語、いわゆる「オノマトペ」を使いがちです。

私は、関西人の話が面白いと言われる理由の1つには、それがあると見ています。

なぜそう思うかというと、実はインプロでは、オノマトペについて、使えば使うほど表現が豊かになるので、積極的に使おうと言われているからです。ではなぜ、オノマトペを使えば使うほど表現が豊かになるのでしょうか。

例えば、「コケた」という表現に、それぞれ違うオノマトペを加えてみます。

「ゴロンゴローンとコケた」

「ドスっとコケた」

この2つでは、頭に思い浮かぶ映像がまったく違うと思います。ゴロンゴローンと言えば、階段を転げ落ちているようなイメージです。一方、ドスっと言えば、尻もちのような感じです。

このように、同じ「コケた」という事実でも、その場で伝えたい状況に応じてオノマトペを選ぶことで、聞き手により詳細な状況を、短い言葉で伝えることができます。そのため、オノマトペの引き出しが多くあればあるほど、笑える話を作りやすいはずです。

また、オノマトペを聞くと、人間の脳は言語野以外の部分が反応するので、聞き手の頭の中では、単純に文章で表現されるより、より直観的でリアルな出来事として認識されるという研究もあるそうです。

そんなオノマトペですが、英語に比べて、日本語のオノマトペのほうが、圧倒的に数が多いということがわかっています。その理由として、日本語のほうが動詞の種類が少ないので、それを補う役割としてオノマトペが発達したという説があるそうです。

ということは、日本人の中でも特にオノマトペを多用する関西人は、関東人に比べて、表現が豊かであると言えます。

聞き手も細かな「具体的な絵」を頭に思い浮かべることができるので、関西人は面白いと言われがちなのではないかと、私は分析しています。

ここからは、普通の人がオノマトペを使いこなすためのヒントをお伝えしましょう。

この続きは有料会員登録をすると
読むことができます。
cakes会員の方はここからログイン

1週間無料のお試し購読する

cakesは定額読み放題のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。cakesには他にも以下のような記事があります。

人気の連載

おすすめ記事

即興力講師が教える、ウケるための「センス不要の鉄板トーク術」とは?!

この連載について

初回を読む
ウケる人、スベる人の話し方

渡辺龍太

誰でも使えるアドリブトーク術として科学的に研究された会話メソッド、「インプロ(即興力)」。 このインプロをマスターし、プロ芸人の指導も行う放送作家 渡辺龍太 が、「センス不要の鉄板トーク術」をこっそり教えます!

この連載の人気記事

関連記事

関連キーワード

コメント

PagannPoetry リンクを貼り間違えていました。正しくはこちらです。 10ヶ月前 replyretweetfavorite