自律神経と「ホメオスタシス」のこと

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自律神経と「ホメオスタシス」のこと

 ストレス情報の伝達に深くかかわっている自律神経。いったいどんな神経なのでしょうか。

 自律神経の説明をする前に、ヒトが生命を維持していくために、脳が身体を安定した状態に保とうとする機能、「生体の恒常性(ホメオスタシス)」についてお話ししましょう。
 たとえば、猛暑。気温が39℃だ、40℃だといわれる異常な猛暑日というのがありますね。人間の体温はだいたい36℃台です。40℃の熱が出たりすると、つらくて大変です。
 では、気温が40℃になっても、体温は40℃にならないのはどうしてでしょうか。
 外気温が上昇したり、低下したりしても、体温がある程度一定で保たれるように、脳が指令を発しているのです。
 血圧もそうです。心拍数もそう。消化の働きもそう。
 身体が危険な状態にならないように、生存の危機にさらされないように、脳が管理してコントロールしている。これがホメオスタシスという機能で、自律神経はホメオスタシスを維持するための中枢神経なのです。

 自律神経には、「交感神経」と「副交感神経」の2種類があります。
 わかりやすくいうと、交感神経は興奮や活動を促す神経、副交感神経はリラックスや休息を促す神経。
 自律神経は、身体の隅々の毛細血管にまで細かな神経網を張りめぐらせていて、心臓の動き、胃腸の働き、体温、血圧など、身体の機能の調節をし、指令を各部に伝えています。
 つねに交感神経と副交感神経がバランスよく機能し合うように調節し、身体の状態を適正に保っているのです。

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_yurariyurari_ @she_soup 自律神経上手く働いてる状態だと気圧の変動が起こっても血圧を一定に維持してくれるんですけど(ホメオスタシスと言います)発達さんは自律神経失調気味だから血圧が乱れて頭痛・体調不良を起こしやすいです(>_<) https://t.co/JrKvTigfJv 4ヶ月前 replyretweetfavorite

PapersAndLabo 「自律神経─ホルモン─免疫は連鎖する」 ストレスの作用機序こうなってたのか!というお話。 ココロとカラダの関係ってこれだけわかりやすいのに、どうして僕たちは「気持ちの問題」とか言っちゃうんだろう笑 https://t.co/9U0mImBZCt 5ヶ月前 replyretweetfavorite