そもそもストレスってどんなもの?

「敏感気質(HSP/HSC)」の第一人者・長沼睦雄先生が10代(と、そして大人)に贈る、心の疲れをラクにする方法。朝起きると「また一日が始まる」と、どんよりした気分になっていませんか? 人間関係、勉強、家族、容姿…ストレス社会で生き延びる技術を紹介します。『10代のための疲れた心がラクになる本』をcakesで特別連載!(毎週火曜・金曜更新)

第1章 ストレスの正体を知ろう

そもそもストレスってどんなもの?

 まずは、だれもがかかえているストレスについて、あらためてとらえ直すところから始めましょう。
 ストレス──ふだん、なにげなく使っている言葉ですね。
 君はどんな意味合いで使っていますか。
 苦痛なこと、緊張すること、重圧がかかること、イライラさせられること……。
 そんな感じかな?

 ストレスとは、「何かの刺激によって、身体や心に負荷がかかる状態」のことです。ここ、よく覚えておいてください、心だけでなく、身体にも負荷がかかる。ストレスは、心身両面に出ます。
 ここにまるい風船があります。表面を押すと、へこみますね。形がひしゃげて変形します。これがストレスのかかった状態。刺激に対する「ストレス反応」といいます。このとき外から押す力、刺激を「ストレッサー」と呼びます。
 ストレッサーとなるものがひとつ、ふたつではなくてたくさんあって、風船の形がボコボコにゆがんでいるような状況が、いまの君かもしれません。耐えきれなくなってパーンと割れてしまわないように、対策を練らなければいけません。
 そのためには、ストレスがどういうもので、どうして起こるのかを知ることが必要です。

ストレッサーにはいろいろな種類がある

 ストレッサーにはどんなものがあるか、考えてみましょう。
 中学生・高校生のストレッサーになりやすいこととして、次のような要因が考えられます。
 ・身体的なストレッサー
  思春期になってからの身体の変化、容姿、体調不良、睡眠不足 など
 ・学校生活でのストレッサー
  友だち関係、先輩・後輩関係、苦手なこと、成績、進路の不安 など
 ・家庭でのストレッサー
  親・家族との関係、受験勉強、塾通い、恋愛・異性関係、ゲームやSNSがらみのトラブル、両親の不和・離婚 など

 刺激はつねに外からくるとは限りません。自分の内側の感覚、欲求もストレッサーになります。
 また、環境のなかで感じる暑さや寒さ、におい、音、台風や洪水、地震などのできごとも、ストレッサーになります。
 人によっては、霊感的なものが強くて、ほかの人には見えないものが見えるとか、人の感情がなだれ込んでくるというタイプの人がいて、それがストレッサーとなるケースもあります。

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長沼 睦雄

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コメント

coco_d0r >> #スマートニュース 1年以上前 replyretweetfavorite

masa_nakaji |長沼 睦雄|10代のための疲れた心がラクになる本 まずはストレスの仕組みから。 https://t.co/8DOfm1dd4T 1年以上前 replyretweetfavorite