こんにちは。あっという間に2019年も1/12が終わってしまいましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
今年の1月は自分にとって忘れられない出来事が重なった月だったのですが、その一つが、作家・橋本治さんが亡くなられたことでした。
男女の違いを鋭く綴った名著も多く、この連載の読者の皆さんにも、ぜひ読んでみていただけたらと思いますので、この記事の最後で作品を紹介しますね。
では、今日のテーマに行ってみましょう! 今回は、「意中の女性に告白したら曖昧な返事をされた。彼女がその気になってくれるのを待っている」といった状況の男性に知ってほしい、女性特有の心理です。
恋をすると女性は重くなり、男性はキモくなる
電話相談の仕事をしていると、日々いろんな質問を投げかけられるわけですが。
意中の女性がいて悩んでいる男性から、「今の自分、キモいですよね?」ときかれることもよくあります。
そんなときは、「そういうもんです」とか「気にしなくて大丈夫」などと答えます。恋をすると女性は重くなり男性はキモくなる。ワタシの持論です。実際、一部の例外を除いてそういうものだと感じます。
日頃はサバサバしている女性が好きな男性に対しては軽やかさゼロで文鎮のように重たくなり、いつもは爽やかで人当たりの良い男性が片想いしている女性のことになると妄想が暴走し粘着質になっていったりします。
特に、恋愛感情が憎しみに変わっていきがちなのは男性の方に多く見られる傾向です。
えっ、つい先日まで彼女への気持ちをめちゃ甘甘に語ってたのに、急に憎しみに変わっちゃったの? と驚かされることも多いです。
男性は、「自分は君が好きでこんなに必死なのに、なぜ君はそんな自分に対して平然とヒドイ仕打ちができるんだ?」と納得いかない気持ちが積もっていきがちだからかもしれません。
えっ、でもそれは女性にだってあるんじゃ・・・と思いますよね。その通りです。意中の相手に「なぜ?」と疑問や不満を抱き悶々とするのは男女ともにあること。でも、「納得いかない」という感情は、特に男性が抱くケースが多い。
その背景には、この連載でも繰り返し言っていますが、女性が自分の行動の理由を言葉で説明しない(できない)こと、いったん「どうでもいい人」の引き出しに入れた相手のことは本当にどうでもよくなること、などが絡んでいると思います。
素っ気なくなった理由をきいても答えてもらえない。場合によってはストーカー扱い。男性にとってこれはシンドイ。
こうしたすれ違いが起きるのには、女性が男性の気持ちを簡単に信じないことも関係しているでしょう。
「一度告白したから想いは伝わっているはず」は危険
気持ちを信じるとはどういうことか。要は、「相手が自分に対して抱いている恋愛感情は簡単に消えるものではない」と認識することです。
女性は、これがとても苦手です。
男性が「自分はこんなに君のことを想い続けている」と自分なりにアピールしているつもりでも、大抵の女性はそう捉えていません。
というか、少し放っておくと、「気持ちをアピールされた」という認識はすぐリセットされます。(!)
だから、「一度告白したから想いは伝わっているはず」と安心するのは、とっても危険。でも何度も気持ちをアピールするのってキモくね・・・?と思うかもしれませんが、答をせかしさえしなければ、絶対その方が成就率は上がります!
たとえば、3ヶ月前にあなたはある女性に「付き合いたい」と告白したとしましょう。
彼女は「すぐには返事を出せないかも」と曖昧な返事。せかしたらNOの答を出されてしまうと危惧したあなたは、彼女がその気になるのを待つことに。
いつ振り向いてくれるか分からない、でもとりあえず毎月1回のペースで「あけましておめでとう」「風邪が流行ってるけど大丈夫?」「あたたかくなってきたね」など、たわいもない内容のメールを送信。
自分のことを忘れられたくないし、やりとりしたい。こうやってアピールを続ければ、いつか彼女の気持ちも動・・・きません!
動くよりむしろ、このままだと後退していきます。
えっ、そうならないようにコンスタントに連絡してるのに!? と思うでしょうが、その程度では、女性は「アプローチを続けられている」とは感じないのです。