中編】どうしたらアウラをまとえるのか?

読み手にしても書き手にしても、メディアにかかわるものが逃れられないのが「アウラ」の存在。しかし、それはネットメディアにも通じる概念なのでしょうか? そしてメディア以外の企業にも「アウラ」は必要なのでしょうか? 『プラットフォーム ブランディング』を出版された川上慎市郎さんと山口義宏さんが、『MEDIA MAKERS』著者・田端信太郎さんとこれからのメディアやブランドのあり方について白熱トーク。「金に転ばない女」「プチカリスマ」といったキーワードも飛び出して、「アウラ」についてより深く追求していく第2回です!

2ちゃんねるにはアウラがある

川上慎市郎(以下、川上) メディアがブランドとして成り立つにはアウラが必要であり、それはドロドロした政治ゲームによって決められるというお話、非常に納得できました。ただ、僕は、それはオールドメディアに限定した話なのではないかと思っているんですが……。

加藤貞顕(以下、加藤) ネットメディアにはあてはまらないと?

川上 はい。ネットメディアに関しては、虹色のアウラを認めて信者が集まってくるようなブランドにはならず、あくまでプラットフォームとしてのメディア、透明なガラスであり続けると思うんです。

田端信太郎(以下、田端) うーん、僕はちょっと違って、ネットメディアにおいても、結局は人やアウラが物を言うという立場です。

山口義宏(以下、山口) そういえば、田端さんに聞きたかったことが。LINEの場合は、アウラをまとったブランドと、ガラスのようなプラットフォーム、どちらになろうとしているんでしょうか?

田端 これは会社の公式見解ではなく、私の個人的な感覚でしかありませんが、僕は、あえて二者択一なら、LINEは後者を目指しているのかな、と思っています。ただ、ネットメディアでも、例えば2ちゃんねるって、ある種のブランドになっているじゃないですか。

川上 それはひろゆきがアウラをまとっているからですよね。

田端 そうそう。2ちゃんねるで過激な書き込みをしている人たちは、どこか、「最後、ひろゆきだったら守ってくれるんじゃないか」とか「悪いようにはしないんじゃないか」という信頼感を持っていると思いません?

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アウラ」の時代がやってきた—田端信太郎×川上慎市郎×山口義宏座談会

山口義宏 /田端信太郎 /川上慎市郎

cakesで「R30::リローデッド」を連載中の川上慎市郎さんが、ブランド戦略コンサルタントの山口義宏さんとの共著『プラットフォーム ブランディング』(ソフトバンク パブリッシング)を出版しました。本書では、海外の強大なブランドや新興...もっと読む

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コメント

a_fukuson LINEが電話帳を介して友達とつながれる仕組みを批判されても変えなかった、というのは確かにすごい。それでユーザーは使わざるを得ない状況になった。 約4年前 replyretweetfavorite

R30 ネットのプラットフォームは「アウラ」をまとえるのか?LINEは2ちゃんねるになれるのか?論。 4年以上前 replyretweetfavorite

blogucci 川上さんはLINEのあり方に鋭い質問と見解を投げかけ、私は日本企業のブランド戦略課題に結びつけ、田端さんは下世話なたとえ話で本質をわかりやすく投げかける、そんな3者の織りなすハーモニーをどうぞw https://t.co/F3JanwvYHv 4年以上前 replyretweetfavorite

sadaaki メディアとアウラの話。これ、すごくおもしろいのでぜひ。ブランドをどうつくるのかという話でもあります。 4年以上前 replyretweetfavorite