前妻よりもグレードダウンすることはありえない

29歳のとき、前妻に先立たれた男性と結婚した栗村さやかさんが、死別再婚で幸せになる秘訣を綴っていくこの連載。今回は、再婚における結婚式問題と指輪問題について考えていきます。「再婚だから、彼が結婚式にやる気になってくれない」「前妻にはちゃんと指輪を買ってあげていたのに、私にはきちんとしたものを買ってくれない」と悩む人もいるなか、栗村さんはどう対処したのでしょうか?

前回は、「夫が死別再婚であることについて、自分の親が反対したらどうしよう」という不安について、「結局、反対されようが結婚はするから、親の意見はそれほど影響力がない」という結論に至ったことをお伝えしました。

今回は、「再婚における指輪問題」ならびに「結婚式をどうするか?」ということについて、私のケースをご紹介しながらお伝えしていきます。

前妻との結婚指輪を手放さない人

そもそも、後妻への指輪を贈る/贈らない以前に、「後妻候補者と恋愛関係になっている段階で、前の奥さんとの指輪をまだ取っておいている。しかもそれを後妻候補者の目の前でチラつかせる」という人も存在します。

かつての私の夫がそうでした。

しかも、お盆や月命日が近づくたびに、結婚指輪をはめて過ごしていましたし、私と恋愛関係になってからも、その習慣は続いていました。私とデートするときに、前妻との結婚指輪をはめて現れたときの彼の姿を、今でも覚えています。

しかし、それも、「寝ぼけた彼に前妻の名前で呼び間違えられる事件」があった際、売ってもらいました。故人の思い出の品を捨てさせるなんてひどい妻! 亡くなった人を冒涜している!と思う人もいるかもしれませんが、私はそうは思いません。(詳しくは第4回「寝ぼけた彼に、前妻の名前で呼ばれて」でお伝えしています)

一度、結婚していた男性は、無意識に後妻候補者を傷つける事件を起こしがちです。もしあなたがそれで傷つくことがあったら、それを盾(チャンス)にして、まずは前妻との指輪を処分してもらうことをおすすめします。

前妻よりもグレードダウンすることはありえない

さて、各種SNSでは、「再婚だから、彼が結婚式にやる気になってくれない」「指輪もきちんとしたものを買ってくれない。前妻にはちゃんと指輪を買ってあげていたのにむかつく」という女性側の意見をちらほら見かけます。

しかし、私は、むしろ、再婚だからこそ、グレードアップするべきと考えます。ハナからグレードダウン前提で結婚をするなんてありえないと思います。

「そもそも、指輪をグレードダウンする男って、どうして結婚するんだろう?」と思います。

私は、日ごろから、愛情は目に見えないからきちんと表現すべきと考えています。再婚ならば、なおさらです。「元カノ」ではなく、一度結婚した「元妻」がいるからこそ、今の奥さんへの愛情が誤解されやすいし、すれ違いによる事件が起こりがちです。

だからこそ、指輪関連は、「今の妻への愛情が、前妻をはるかに上回っている! 後妻大好きだ!」という、愛情の活躍のしどころです。そこで手を抜くなんてありえません。

しかし、これは我々、後妻サイドの意見であって、男性側に察してもらうのは難しい場合もあります。

そこで、もしもあなたが、指輪や結婚式に思い入れがあるのならば、結婚する前に、「指輪はちゃんと買って欲しいし、結婚式もちゃんと挙げたい女なんだよね」と冷静に伝えておくことをおすすめします。これは、前の奥さんよりもグレードダウンさせないためにできる一つの施策です。

なお、私の夫は前妻に指輪を買ってあげたことはなく、結婚指輪も前妻から支給されたものだそうです。だから、彼が婚約指輪/結婚指輪を私に買ってくれたことで、すでにグレードアップしていることは確認ができています。

グレードアップする、とは、必ずしも「高価なものを手に入れる」という意味ではありません。なぜなら、たとえ高価なものでもしっくりこないケースもあるからです。

結婚指輪を買ってもらって気づいたこと
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前の女」よりも愛されたい

栗村さやか

結婚相手を亡くした人が、新たなパートナーと再婚する「死別再婚」。栗村さやかさんは29歳のとき、前妻に先立たれた男性と結婚しました。「前の奥さんを忘れられないのでは?」「前の奥さんと比較されてしまうのでは?」と心配する人もいるなか、栗村...もっと読む

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