こんにちは、恋愛アナリストのヨダエリです。昨年、多くの人にご愛読いただいたこの連載(多謝!)、今回からセカンドシーズンとして連載再開します!
恋愛や女性心理が謎すぎて夜も眠れぬ男性の皆さんが、「なるほど!」とスッキリして前向きな気持ちになれるよう、曖昧で複雑な女心を分かりやすく解きほぐします。改めて、よろしくお願いします。
では本日のテーマに行ってみましょう!
*
有名歌詞に描かれた女性特有の心理
ラブソングに共感することって誰しもあると思うのですが。
昨年、ラジオから流れてきたある曲を聴いて、唸りました。
タイトルは「Don’t Leave Me Alone」。EDMムーブメントを牽引してきたフランス人のDJ/音楽プロデューサーDavid Guetta(デヴィッド・ゲッタ)と、イギリス人の人気女性シンガーAnne-Marie(アン・マリー)がコラボした曲です。
米ビルボードのDance Club Songsチャートでは3位まで上がり、公式PVのYouTube再生回数は2019年1月現在で1億回を越えています。
「Don’t Leave Me Alone」というタイトル、歌うのは女性。ということは、恋人や好きな男性に、私を置いていかないでと訴える曲なんだろうなと。初めて聴いたとき、普通にそう考えました。
が!
サビが流れたとき、ワタシの耳はダンボ状態に。キャッチーでシンプルなフレーズの中に、これまで歌詞にされているのを見たことがない、女性特有の心理がバシッと歌われていたのです。以下、そのサビ部分の歌詞をワタシの訳と共に載せます。
Don't you ever leave me, don't you ever go
置いていかないで、行ってしまわないで
I've seen it on TV, I know how it goes
こういうのテレビで観た、どうなっていくか分かってる
Even when you're angry, even when I'm cold
あなたが怒っていても、私が冷たくしても
Don't you ever leave me, don't leave me alone
行かないで、私をひとりきりにしないで
一見普通の内容に見えるけれど
・・・これのどこに唸るの? と思った人もいるでしょう。でも、この歌詞は普通に見えて鋭い。いつも一緒にいてとか、行かないで、捨てないで、という一方的な恋心を綴った歌詞ではないのです。
注目すべきは「Even when you're angry, even when I'm cold 」。どんなときにひとりにしてほしくないのかまで説明しています。
あなたが怒っているときでも、私があなたに冷たいときでも。私のそばを離れてどこかに行ってしまわないで、ひとりきりにしないで、と。
なんでそんなことをわざわざ訴えるかというと、彼が、というか男性がそれと反対のことをしがちだからでしょう。
あなたは怒っているとき、私から離れようとする。私があなたに冷たいときもひとりにしておこうとする。でも私はそれを望んでいない!! と言っているのです。
分かる・・・!!! とムチウチになるほど頷く女性はワタシだけではないはず。
落ち込んでいたり悩んでいたり腹を立てていたり、とにかく何か理由があってブルーになっているとき。そんな不安定な状態を大切な人に見せたとき。女性が一番されたくないのは、放っておかれること、ひとりにされることです。
なのに男性はそれをする! と女性が嘆くケースは多いです。これは、男性と女性の行動パターンが逆だからだと思います。
「男の穴ぐらタイム」
男性は、本気で落ち込んだり悩んだりすると、ひとりの時間を持ちたがりますよね。相手が恋人であれ妻であれ、放っておいてくれ、そっとしておいてくれ、と。
ワタシはこれを「男の穴ぐらタイム」と呼んでいます。男性がこれを欲し始めたら何を言ってもムダなので放っておきます。その時間を満喫したら、自然にムクッと穴から出てきて通常の状態に戻ることを経験により知っているからです。
男性は自分がそうだから、女性に対しても「そっとしておこう」と考えるのでしょう。でも女性の多くはそんなこと思っていない。だから、ズレが生じる。
このパターンで女性の心が離れていったケースは古今東西数限りなくあるはずです。
そうならないよう、彼女や意中の女性がブルーになっているときは、放っておかずに話を聞き、寄り添ってあげることを強くおすすめします(生理中など本人の思考と関係なくイライラしている場合を除く)。
もちろん、悩んでいる女性の側が、相手にどうしてほしいかちゃんと伝える努力も大切です。
あなたの悩みを軽減するかもしれない話
歌詞といえば、SNSで、男性からすると謎の発信をする女性もいますね。
曲名や歌詞の一部をLINEのひとこと欄に書いたり、それを頻繁に更新したり。その人に片想いしている男性は、それを見て「えっ、これって!?」と一喜一憂したり。
それ自分です!(笑)という男性もいるかもしれないので、ここでそんなあなたの悩みを軽減するかもしれない話をします。
cakesは定額読み放題のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。cakesには他にも以下のような記事があります。