知ってもらうことで、生きやすくなるのは

「僕は、二十歳の自閉症者です。人と会話することができません。」
――今月から、重度自閉症の当事者であり作家の東田直樹さんの連載が始まります。コミュニケーションに障害を抱えながらも、鋭い感性で社会を観察している東田さん。誰かに必要とされる喜び、思いを共有することの楽しさ。「日常の幸せ」を思い出させてくれる、清冽なコラムです。
同時掲載の特別インタビュー『「壊れたロボット」のような身体と対峙しながら』も、あわせてお読みください。

 もしも、僕が定型発達なら、今よりもっと、明るく優しい性格だったのではないかと、考えることがあります。定型発達とは、いわゆる「普通」の人々のことです。

 僕は、二十歳の自閉症者です。人と会話することができません。

 僕の口から出る言葉は、奇声や雄叫び、意味のないひとりごとです。

 普段しているこだわり行動や跳びはねる姿からは、僕がこんな文章を書くとは、誰にも想像できないでしょう。

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この連載について

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跳びはねる思考—22歳の自閉症作家が見た世界

東田直樹

「僕は、まるで壊れたロボットの中にいて、操縦に困っている人のようなのです。」 会話ができないもどかしさや意に沿わない行動をする身体を抱え、だからこそ、一語一語を大切につづってきた重度自閉症の作家・東田直樹。 小学生の頃から絵本...もっと読む

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コメント

show6volta 「…人の心は複雑にできています。理解できたから、協力するとは限りません。正しさがいつも、世の中を動かすわけではないのです」/ 4年弱前 replyretweetfavorite

chichiyasu あう、有料でないと続きが読めないのか-(;´Д`) < 約4年前 replyretweetfavorite

aratakeshouji 【第1回】まなざし| 4年以上前 replyretweetfavorite

fujinejima 初めに“清冽なコラム”と紹介されてますが、読後感の表現にピッタリ。内容に感銘を受けると同時に、紹介文も素晴らしいなあ、と。すごい連載が開始されましたね!⇒【第1回】まなざし|東田直樹| 4年以上前 replyretweetfavorite