家を高値づかみしないために

お金を増やすためには、お金の使い方を知ることです。
以下で、該当する項目があれば、お金の使い方を間違っています。
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Rule
家は、「方角」「立地」「土地の広さ」を見て購入する


 持ち家は売却目的ではなく、自分で住む家なので、資産価値の下落がすぐに生活に影響することはありません。

 とはいえ、手狭になって自宅の買い替えなどをする場合、売却額がローン残高よりも低かったりするのは、できる限り避けたいものです。

 不動産価格が高騰しているときに物件を買ってしまうと、結果的に高値づかみをしたことになりますが、この市況と購入のタイミングは運でもあります。

 特に中古不動産の場合、なかなか売りに出ない物件が売りに出たら、買うか買わないかを判断するしかありません。

 一方で、持ち家を持つときに、資産価値がない家を、その価値以上の価格で買ってしまうことは避けたいですし、これは運ではなく、自分で見極めれば避けられます

 資産価値がない家を価値以上の価格で買う一番のリスクは、建物のスペック(仕様)の見誤りではないかと思います。

 不動産のチラシを見ると、物件の長所らしきことがたくさん書かれています。

 「ウオークインクローゼット有り」「全室フローリング」「風呂追い焚き機能付き」などと一見価値がありそうですが、実は資産的に見るとそれほど価値があるとはいえないものが列挙されているのです。

 こういったことに魅力を感じて購入してしまうと、不動産会社の思うつぼで、高値づかみのリスクとなります。

大切なことは、一生変わらない価値に着目して不動産を見るということです。

 具体的には、「方角(南向き・南東向きなど)」「立地(駅から徒歩何分か)」「土地の広さ(マンションであれば土地の持ち分)」の三つです。

 それ以外の、床暖房やアイランドキッチンなどの内装の価値は、一生変わらない価値ではなく、トレンドの変化や新しい技術の導入で評価が変わるので、「価値はゼロ」と考えておくべきです。

 では、さらに細かく、この一生変わらない三つの価値を見ていきます。

 まず「方角」は、南向きで周りに陽をさえぎるものがなく、建築基準法などで高層建物が規制されているとベターです。
 万が一、購入時は南向きが売りだったのに、ある日を境に高層建物が建ち、陽がさえぎられるとなると、価値はその分落ちてしまうので、周囲の建設予定や規制も確認が必要です。

 「立地」は、駅から近い方が需要は落ちないというのが一番分かりやすい指標です。
 それ以外の小学校や病院からの距離というのは、ひとまず無視しておく方が安全かと思います。
 というのは、小学校からの距離などがアピールポイントとしてチラシに書かれていても、購入者が独身という場合もありますし、一概にそのアピールポイントが購入希望者の希望条件に重なるとは限らないのです。

 「土地の広さ」とは、一戸建てでいえば土地の広さで、広さと値段は比例するのが一般的です。
 マンションであれば土地の持ち分で、一般的に、タワーマンションなど限られた土地に建てられた総戸数が多い建物の場合、土地の持ち分は小さく、戸数が少ない低層の方が持ち分は大きいです。

 土地の持ち分と値段は比例するべきなのですが、新築マンションの場合は、そうでないケースも見られます。
 同じエリア、同じ築年数、同じ広さ、同じ立地、同じ方角のタワーマンションと低層マンションが、同じ価格で販売されているとしたら、価値は低層マンションの方が高く、タワーマンションは高値づかみのリスク有り、と見てよいと思います。

 このように、建物の価値の見極めを間違うと、高値で購入してしまうリスクがありますが、難しいことは考えずに、「方角」「立地」「土地の広さ」を客観的に判断してください

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使えば増える! お金の法則 ―ワクワクしながら資産づくり―

垣屋美智子

お金を増やすためには、お金の使い方を知ることです。 以下で、該当する項目があれば、お金の使い方を間違っています。  □家は会社の駅の沿線で選ぶ  □車や家を買うなら新車・新築  □スーパーでは現金で支払う ...もっと読む

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