Rule
家事代行サービスを頼んで、合理的に働こう
私は、いわゆる〝主婦の鑑(かがみ)〟ではありません。
家で家事をするのは、はっきりいって苦手で、外で働いてお金をもらう方が気分的に楽です。
働いていると、いろいろな目標ができたり、モチベーションにつながったりするのですが、家事だけは、とにかくこなしている感覚です。
そして、そういう人は私だけではないはずです。
家事が苦手で向上したいとも思わない人や、子育てにイライラしている人が、専業主婦(主夫)をしているのであれば、それは今すぐ専業主婦(主夫)を辞めて、外でお金を稼ぐための仕事を探すべきです。
今は、共働き家族のために、さまざまな家事代行サービスがあります。
外で稼いだお金を使って、週1回や月2回で家の掃除などのサービスを頼む方が効率的だと思います。
家事代行サービスを仕事とする人はプロなので、自分でいやいやするよりも、クオリティーの高い家事をしてくれます。
そして、その間にあなたは、外で仕事をしてスキルを身につける、という形で資産をつくっていくべきです。
「家に誰かが入って作業をするなんて……」と不安に感じるかもしれませんが、一度、家事代行サービスをお願いすると、その作業から解放される上に、自分がやるより数段よい仕事をしてくれるので、特に家事が苦手な人なら気にならなくなると思います。
また、外でお給料をもらえて、その範囲内で家事代行サービスを負担できるのであれば、家事をアウトソースすることに罪悪感を持つ必要はまったくありません。
仕事は資産です。
資産を築いたから、お金を使えるのです。
また、子どもが小さいうちはベビーシッターを雇うのも共働きならあり得ることでしょう。
ベビーシッターを雇ってまで仕事をすることに罪悪感を持つ人もいるかもしれませんが、欧米人だと「ディナーに夫婦で出かけるので、ベビーシッターに夜来てもらって、子どもの寝かしつけまでお願いするわ」という感じで、仕事だけでなくプライベートな理由でも利用しています。
ベビーシッターは、単発で頼むのでなく、定期的に来てもらうのがオススメです。
定期的に頼めば、子どももベビーシッターと過ごすことに慣れますし、親子ともども信頼できる人が見つけられれば、残業や出張にも対応でき、仕事の自由度は広がります。
もちろん費用は安くないですが、困ったときに頼めるオプションが多ければ、仕事をしていても精神的に楽になるのは間違いないです。
また、もし自分の親が近くに住んでいて、健康で時間にも余裕がある状況ならば、親をベビーシッターとして雇うのも一つの案でしょう。
愛情を持って見てもらえる人に子どもを任せられるわけですし、お給料を払うことで親にとっても金銭的にプラスです。
親子間の給料の支払いについて、後ろめたく思う必要はありません。
今の20代~40代は、キャリアの継続が経済的にも不可欠なのです。
親に頼めないのであれば、キャリア継続をあきらめるか、外部のベビーシッターにお金をかけるだけです。
どちらを選択しても、経済損失はあるわけですから、孫の面倒を依頼した、もしくは依頼されたときに雇用関係を提案することは、理不尽ではなく、むしろ合理的なのです。
家事における男女の役割分担がないのは今の時代は当たり前です。
加えて、これからは、家事の外部委託も取り入れる時代です。
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