売る努力〜「バイラル・マーケティング」 そしてみんな「ノマド」になる【第13回】

ITが進めば進むほど、どの業界もプロとアマの境が曖昧になっていきます。今後コンテンツの販売の鍵を握るのは、コンテンツの優れた内容はもちろんのこと、クリエーター自身による「売る努力」が鍵を握るでしょう。

 良い写真を撮るのは難しいものです。機材だって高価ですし、写真の上達は時間とお金、そして才能が必要でした。ところが、デジタル一眼レフの低価格化やPhotoshopのようなレタッチソフトの発達、そしてインターネットという学習と発表の場がすべてを変えてしまったのです。


 デジタルカメラを使えば写真を無数に撮ることが出来ますし、少々マズくったってレタッチして修正することが可能です。また写真の撮り方もレタッチの方法も、インターネット上にて無料で学ぶことができます。また撮った写真をネット上で無料で公開したり、あるいは販売することもできます。プロが撮影した1枚1万円の写真よりも、ハイ・アマチュアが撮影したそこそこ上手で、それでいて安価な写真で満足する人、世の中には沢山います。こうして写真のうまいハイアマチュアが大幅に台頭し、価格暴落が発生。「そこそこ」の腕前のプロ・カメラマンはハイ・アマチュアに市場を食われてしまったのです。現在はごく一部の「食えるプロ」と、その他大勢のプロとアマからなる、現在のような写真市場が形成されたのです。

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IT時代の未来〜それはユートピアかディストピアか?

松井博

現在、IT革命によって世の中の仕組みが急速に変わりつつあります。産業、政治、就労、コミュニケーション…… 影響を受けない分野はありません。未来はどうなっていくのか、こうした時代が私たちにどんな選択を迫ってくるのか、元アップル管理職の松...もっと読む

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コメント

Singulith 「まずは優れたコンテンツの制作。そしてそれができたら、「目利き」の目に留まるのが次のステップとなります。」 https://t.co/6Wzfbw68dP 約4年前 replyretweetfavorite

ko_kishi "大手の出版社やレーベルが大量の資金を投じて宣伝をする時代は、ぼちぼち終焉なのかもしれません。" 松井博|cakes http://t.co/3ZroKzjSgW 5年弱前 replyretweetfavorite

ko_kishi "逆に考えると、自分のコンテンツを広く認知してもらうには、どうにかしてこの3つの条件を満たせばよいということになります。" 5年弱前 replyretweetfavorite

sleeping_husky 理屈はとてもわかるけど埋もれる一般人にはまずそこまでが遠い感じ 5年弱前 replyretweetfavorite