新人賞に応募したことがある人なら、いや、新人賞への投稿を考えたことがある人なら、誰でも一度は「予選通過作品」の一覧表を、舐めるように見たことがあるだろう。
ライバル達の作品名やペンネームに、どんなことを考えただろうか。
人によって様々だろうが、結構な割合で、「なんて読むのか分からない」や、「どんな話かまったく分からない」「格好付けすぎ」等々、マイナスな印象を抱いた経験があるはずだ。
そうなのである。新人賞の応募作で、「このタイトル、センスあるなあ」と思えるような作品は、残念ながらあまりない。そして、受賞作にしても、かなりの頻度でタイトルの変更が行われるし、場合によってはペンネームも変わる場合がある。
念のため言っておくと、新人賞の選考において、タイトルが良くないから受賞を
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