「買う離乳食」がよいのはわかったけれど、
実際に使うとなるとちょっとためらってしまう、という方もいるかもしれません。
そんなママたちの不安や疑問にお答えします。
Q
1日にどのくらいの量を食べさせればいいの?
A
どのくらいの量を食べさせればいいかというのは、とても難しい問題ですよね。
大人の場合を考えるとわかりやすいと思うのですが、
たくさん食べる人もいれば少食の人もいて、栄養のバランスさえとれていれば、
これが絶対正解というのはないかもしれません。
特に子どもは食べムラがあるので(まあ、大人でもありますが)
1日にどれだけ食べたか、というよりも、
3日でどのくらい食べたかを考えるとよいと思っています。
「子どもの
7kgの子なら210mℓ、8kgの子なら240mℓくらいは食べられると考えてよいでしょう。
母乳やミルクも飲むので、そのあたりも考えて、目安としてください。
「子どもが離乳食を食べてくれない」と悩んでいるお母さんはとても多いのですが、
くわしくお話をうかがってみると、
本に書いてあるとおりに
米 ◯g、タンパク質のお魚は◯g、ときっちり計量して調理をし、
「◯gしか食べてくれなかった」とか、
「今日は少し食べ過ぎてしまった」
と、g単位で心配していることがよくあるようです。
食べる量は子どもによって異なり、体重のわりに少ししか食べない子もいます。
そういう場合は、おかゆでもスープでもできるだけ濃度の濃いものを食べさせるとよいですね(これは手作り離乳食の場合の話ですが)。
「最初のうちはおかゆの
そこから徐々に、5分がゆ、 7分がゆ、全がゆへと濃くしていく」
としている本もあります。
ところが、 スプーンからサラサラこぼれ落ちるような低濃度の離乳食だと、
容量のわりにカロリーが低く、しかし量だけは多くて水分も多いので、
すぐにお腹がいっぱいになってしまい、十分な栄養を摂ることができません。
大切なのは、量よりも質です。
最初のひとさじから全がゆ(お米が粒のまま少し残っている状態)でOKです。
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