#16 MBAでは得られない価値判断の基準 リベラルアーツ研修の中身

一昔前は、ビジネスパーソンの必須教養といえばMBA(経営学修士)だった。今、それ以上に注目を集めているのが、ビジネスとは縁遠いように見えるリベラルアーツだ。

 「これまで自分が見ていたものとは違う世界を見ることができるようになった」

 花王の澤田道隆社長の世界観を変えるほどのインパクトをもたらしたのは、日本アスペン研究所が主催する、リベラルアーツのエグゼクティブ向けのセミナーだ。

 グローバル企業のトップをここまでうならせるセミナーとは、一体どんなものなのか。このセミナーの最大の特徴は、「対話」形式のプログラムとテキストにある。

 一般的なセミナーでは、講師が一方的に知識やノウハウを教えるため、参加者は受け身でいることが多い。しかし、日本アスペン研究所のセミナーでは、参加者は事前に渡された古典のテキストをしっかり読み込むことを求められる。

 セミナー当日は、事前に読み込んだ古典について、参加者が感じたことを語り合う「対話」が行われる。講師は参加者の自由な対話を促すのが役割で、何かを教えたり、結論を出したりすることはない。古典のテキストを読んで、自分以外の人がどう感じたのかを対話を通して聞くことで、思いもよらない気付きを得ることが目的だからだ。

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AI時代を生き抜く プログラミング&リベラルアーツ

週刊ダイヤモンド

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