#14 科学と人文学の橋渡し 生物学に生き方を学ぶ

リベラルアーツには、宗教や哲学など文系科目だけではなく、数学や物理などの理系科目もある。だが、文系と理系の間には大きな溝がある。その橋渡しとなるのが生物学だ。
●本川達雄(東京工業大学名誉教授)

 専門家、特に技術者というのはギリシャ神話に出てくる「一つ目の巨人」と同じで、大変な力を持っているが見方は一つしかない。もしも間違った方向に進んだら大変なことになる。

 だからもう一つの目がないといけない。それが教養だ。これを身に付けていれば、自分が学んでいることが正しいのか、見えているものが正しいのかが分かる。

 世の中はデジタル社会になり、われわれは、パソコンやスマホがないと生きていけないと思い込まされている。そして、AI時代が来ると仕事がなくなると思い込んでしまっている。だが、もう一つの目を持てば、現状を俯瞰し、物事を相対化して、別の見方ができるようになる。

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AI時代を生き抜く プログラミング&リベラルアーツ

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