特別ブラックコラム①『イタすぎる素人お笑い評論家たち』
会話をしている時に、やたらと「今のは、ツッコムところだろ!」とか、「お前のボケは分かりにくすぎて、さすがの俺も焦るわ〜!」というような、会話の相手を一段高い場所から、ネガティブに評論するような人は周りにいませんか?
お笑い芸人やテレビ関係者でもないのに、そうした笑いに対して一家言を持っているような人に出くわすことがあります。このような、笑いに関して独自の理論を持ち、「俺オモシロイだろ」オーラを出している人は、本人の自己認識とは真逆で、全く会話が面白くないものです。
その場から本人がいなくなると、悪口を言われていたり・・・。それにも関わらず、そういう人が発する笑いに関するプレッシャーは非常に強いので、周りの人は愛想笑いをしたり賛同したりせざるを得ないこともあるでしょう。
大半の人間にとって、自分の本心に嘘をつくことは気力・体力を消耗するものです。全く面白くない会話に対する愛想笑いが常に必要な職場などにいると、日々のストレスは大変なものになります。
それにしても、こういう迷惑千万な俺オモシロイ系のスベる人というのは、どうして自分自身の事をイタイ奴とも気づけずに、本人は生きる意欲に満ち溢れているのでしょうか?
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