トマト——漢字で書くと蕃茄。南米原産のナス科の一年草、世界各地で様々な品種が栽培されている。日本では江戸時代に中国から伝わり、観賞用として栽培されていた。食用されるようになったのは明治末期。俳句歳時記によると「太陽の味である」。
サプリメント。食べ物の好き嫌いはほぼ皆無の私ですが、あれだきゃー好きになれません。好きとか嫌いという以前に、理解できない。別においしくないんですよね? おいしくないものをどうして自主的に口に入れるんでしょうか。体に良い、多分そうなんでしょうけどね……。
何らかのサプリメントを愛飲している方、もしくはサプリメントの開発や流通に携わっている方、気を悪くされたらゴメンナサイ。要はバカなんです、原始人なんです。科学的にこういうことが証明されてますよ、体質改善に役立ちますよと説明されても「ウガ?」。食べてみておいしいとか楽しいとか、即物的な事実がないとモノゴトを認識できない。口を通して体内に入れる固形物は食品か薬の二種類だと思い込んでいて、「健康補助食品」という新しいジャンルを受け入れることができずにいるわけです。はー。
なぜため息をついてしまうかというと、トマトダイエット。このところトマトを主原料としたダイエットサプリメントのCMや広告をよく見かけるんですね。トマトに多く含まれるリコピンを、夜にたくさん摂取すると、成長ホルモンが分泌され、基礎代謝が上がり、痩せやすい(肥りにくい)体質になっていくのだとか。
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